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自分(id:dadako)のことを語る

ついで。
嶽本野ばらは『下妻物語』があまりにもおもしろかったの、けっこう読んだのだった。でも『下妻〜』の原作を読んだのはかなり後で、最初に読んだのは『デウスの棄て子』。(うっわー全体にかなりタイトルが怪しくなっている汗)『デウスの〜』は凄い泣いた。珍しくわたしの勧めを聞いて読んだ同居人も泣いた。
主人公は天草四郎なのだけど、これの四郎もジュリーの四郎と同じ理由で「俺は人間をやめるぞジョジョーーっ!」なのだった。最後はジュリーのとは全然違うほうに収斂するのだけど。
「お洋服は気合いで着るもの」は別の小説で、幼い時に性暴力にあった主人公はそれ以来ざんばら髪で、そしてロリータを着る。最初この頭にも自分にも似合わないからと諦めかけてた彼女に店員がかけた言葉が、さっきの言葉だった(はず。他のとごっちゃになってるかも汗)。
嶽本野ばらは、「好きだから」だけでなくファッションを扱う。『下妻〜』でロリータとヤンキーを対峙させたのも、そのどちらも、彼女らの意思そのものが彼女らの服装を表現し、孤立してもその意思を貫く態度が同じものだからだ。
「短編連作全体の構成」というものを初めて意識させられたのも嶽本野ばらだった。『喫茶店物語』で。テーマは「実在する喫茶店を舞台にしたラブストーリー」で、それぞれの舞台も登場人物も毎回違う。だが、ラスト一編を残すところまで読み通した時、ラスト一編がどのような設定でどのような話であろうとも、ハッピーエンドに終わる物語であろうことを確信させられた。説明はできないけど、構成として始めからそうなるように作られた本であることがわかった。
彼のことを、味方に見せかけて女の子を騙してる、と書いた文章を読んだことがあるのだけど、わたしにはどうしてもそういうふうには見えなかった。
ただわたしが信じやすいだけなのかもしれないけど。