そういうスタヴローギンだからこそイワン皇子として祭り上げたい気にさせるのだろうけれど。 で、それほど「条件」が違っていても、なお、スタヴローギンの空虚に自分を重ねて合わせる人間のほうが多かろうよ、と思ったのだ。熱くも冷たくもなく、ぬるいがゆえに吐き出される者として。