彼女が失っていく記憶につられて、自分の過去も失われていく哀しみ、というのか。 「死」は、そこではっきりと過去と現在を絶ちきってくれるけれど、こちらは引き延ばされる。 ああ、『まぼろし』みたいな印象だ。シャーロット・ランプリングの。