ああそう、書こうと思ってたこと忘れた。
王様ってねえ、鎹なんすよ。みんなが王様に求めてることは、親(+兄弟姉妹)がそこんちのこどもの一人に求めるものと同じなの。その子は王様のように扱われるけど、同時に王様のように、みんなのボンドであることを当然のごとく求められるの。王様にはだから、その家で一番他人の気持ちに敏感な、ちょっと繊細なこどもが選ばれてしまうの。もしかしたら、立候補してしまうような所すらあるかもしれない。
そして、他人に怒りを感じる時すら、自分に怒りをぶつけてしまう。「自分は王様で、みんなを幸せにしなきゃいけないのにできてない」って。
そういうのが、この映画はよく描かれてた。
かいじゅうたちの島は、マックスがそれまでの自分を追体験する場所だったのだろう。
だから、父親は死んだのではなく、離婚したんだろう、と思った。わかったんだ、見てて。
「子は鎹」というのを残酷に感じるなら、「王様のいる社会」だって、おなじように残酷だと思う。
