【読了】
『のけ者』
もう最初から装丁イラストがあれなので、あそこにどうやって持ってくかだけが問題の小説。いろんな作家さんを絶望感においやったとのことで、うんまあそうだろう。
わたしは、ただただ、うちの母と上の弟が二人だけで暮らしてたらこうなるんだろうなあはあああ、と思いながら読んでた。まあうちの場合は母が働くだろうからもうちょっとは延びるだろうけれど。
ニコラは職体験があれ一度だけど、そうじゃなくてもああなるんだよね。だんだん日数が減りながら、職体験の種類と回数だけ増えてって、でも最後はたぶん同じ。
仕事につくということは、その方向への道筋ができたと同時に、他の道筋は断たれる(ように見える)ということ。自分の可能性をいつまでも最大限のままに持ち続けようとすると、年齢と経験の関係という、無限の可能性の最大の敵が現れるんだよね。
最後まで自分で何かを選ぶ、諦めるということができなかった人間の話。
自分(id:dadako)のことを語る
