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自分がSF小説を執筆するとしたらのことを語る

メキシコの発明家によって開発された未来を予見する機械が最初に映し出した未来は、2万5千年後の地球だった。機械によれば、2万5千年後の地球は地軸の変動により緩やかな氷河期が始まっていてる。静かなる死の時代。ほとんどの哺乳類が死滅した世界で、トナカイだけが環境に適応し現代と比べて個体数を大きく減少させずに生存していた。

発明家はトナカイの個体数を指標として、それぞれの時代での様々な動物の絶滅の変遷を観察しようとしたが、すぐにある異変に気がついた。他の動物が急激な個体数減少を示す中、トナカイの個体数だけが近年から2万5千年後にかけて一切増…[全文を見る]