2022年公開の映画を遅ればせながら観た。
『ベイビー・ブローカー』(韓国)。
ソン・ガンホ、ペ・ドゥナが演じてハズレはないし、カン・ドンウォンは幾つになっても素敵だ。
釜山が舞台だからカン・ドンウォンの話し方はしっくりくるし心に残る。
韓国の映画の魅力は人の心の中の深いところをこれでもかと普通は目を背けるようなことでも明らかに表に出すところにあると思う。
この作品、ちょっとマイルドだと思ったら監督はあの是枝さんだった。泥臭い(いい意味で)韓国映画がちょっと洗練された気がしたのは是枝マジックだろう。
ラストが良かった。
『万引き家族』の雰囲気は同じ監督だからだろう。
家族の多様なカタチについてこれからは考えないといけないのかもしれない。
良い映画だった。
やっと『教皇選挙』観ました。
映画館で観たという投稿をいっとくの皆さんがされているのを羨ましいなぁと横目で観ながら長い待ち人数をクリアして図書館で借りてやっと観ました。
丁度本物の教皇選挙と重なっていたからなかなか借りれなかったけど、あの裏側はとちょっと考えてみたり、今の時代に合せてよくできているなぁと特にラストは思いました。
食いしん坊の私は食事のシーンの食卓の食べ物が気になりました。ニョッキ、美味しそうだった。
興味深い映画でした。
『Utvandrarna』(1971)スウェーデン映画。
1850年代から1910年代までスウェーデンからアメリカに移住する人が多かった。厳しい気候と悪い土壌で作物が育たず食糧難だった。
この映画は移住をするある一家とそれをめぐる人達の物語。
今の国からは考えられないくらい貧しく過酷な生活と船で3ヶ月かけて新天地に渡って行く。
生きるって大変だと思うし今は本当に恵まれている。
こういう映画や文学は地味なものだが失くしてはいけないと思う。
リーアム・ニーソン主演の『In The Land of Saints and Sinners』を図書館の新着だったのでさっそく観た。
アイルランドが舞台なのだが牧歌的な自然の風景が素晴らしいのとありのままな感じが心に残る。欧州映画は派手さや奇抜さがないがそれだけに細かい部分が響く。
ネタバレないよう何も書かないが邦題『プロフェッショナル』として2025年4月11日より日本公開となることが決定したそうだ。ありきたりな言葉だが、良い映画でした。
『DÉLICIEUX』(2021)フランス映画を観た。
コック、レストラン、料理関係の映画はなるべく観たいので選んだ。フランス革命直前期のパリで威張りくさっている貴族に反逆していくストーリー。
なぜコック用語はフランス語なんだと疑問に思っていたがその理由やレストラン文化はフランスが充実している理由もわかった。
勉強にもなったよい映画だった。
飾り付けもおしゃれだなぁと楽しく観れた。
図書館で借りたDVDだったが映画も無料で本も借り放題で図書館は本当にありがたい。
昨日図書館から借りてきたDVDを鑑賞中。
小さいポータブル再生機でみているが大きい画面が喜ばれる時代なのにと思う。
どこででも気楽に使えて私は気に入っているが時代には逆行していると思う。
『Return to Seoul』(2022、フランス🇫🇷)を観た。
フランスに養子に出された韓国人女性が初めて韓国ソウルを訪れた話。
ネタバレ防止で一切内容はここではいつものように触れない。
自分のアイデンティティとは、私もたまに考える時はある。彼女の行動の意味もわかる気がしたし韓国人の友人の気持ちも理解出来る部分はあった。
フランスで作る韓国人主演映画はこうなるのかとアメリカが舞台だった『ミナリ』とはまた違った感性だ。
バックパックを背負う主人公に同志感を覚えた。
以前からアキ・カリマウスキ監督の映画は好きだった。
昔映画館で『過去のない男』を観たとき不思議な感じと落ち着く気持ちが混ざった。
MarimekkoとARABIA、そしてムーミン谷だけがフィンランドではない。
その後フィンランド人の友達や職場の知り合いが出来て、またフィンランドの国の抱える問題を扱ったドキュメンタリーなどを見るようになってアキ・カリマウスキの世界が真実の一部だと知った。
『浮き雲』と『街の明かり』という映画を立て続けに観た。
『過去のない男』と合わせフィンランド三部作と呼ばれているらしい。
アキ・カリマウスキの映画は台詞が少なく行間で様々な状況や心の動きが観る人の想像に委ねられている気がする。
心の優しい監督なのだろう。
多くの映画に雑種の普通の犬も登場し、エンドロールには彼らの名前も人間の俳優陣に混じって出てくる。
やるせない気持ちにもなるが地味だけど心に残る映画だ。
暖かい気持ちになる。
邦題『ブラックバード、ブラックベリー、私は私』というジョージア🇬🇪を舞台にした映画を観た。
ジョージア🇬🇪のことはよく知らないしその田舎町の48歳の独身女性が主役。お節介な友達やらちょっとしたロマンスやら。しかし殆どノーメイクでセットも簡素で素朴なありのままの映画。
内容はネタバレがないように書かないが、1月3日から有楽町や吉祥寺で公開されるらしい。あと主な地方都市でも。
大阪だったら第七藝で公開されるらしい。大きい画面で観たかった。
気になったのはカフェで食べるふわふわの何重にも薄い生地が重なったパイのようなパンのようなお菓子。
色々調べたけど出てこない。
ジョージア🇬🇪って松屋のメニューの鶏クリーム煮込み的料理があるのでは。
結局映画観ても食べることしか考えてない。
フィンランド映画『コンパートメントNo.6(邦題)』(2021)を観た。
実は封切り時に観たから2回目。
勝手な私見。フィンランド映画や歌謡曲は韓国のそれとよく似ている。フィンランド人の友達も理解してくれた。
スカンディナヴィア諸国はクールだがフィンランドは気持ちが熱い。
大人の中学生のような純愛映画だと思う。
泣けてしょうがなかった。
何も考えず駆け引きなんて全くなくて相手のことだけを思いやれるって素晴らしいなぁと思う映画。
教えて頂いた映画『ファイティング・ダディ』を観た。
舞台がノルウェーの田舎だから雪ばっかりで除雪車やら日常的な風景だ。
犯罪が問題になっているから裏側はこうなのかと思って観ていた。最後が印象深い。
良い映画を紹介頂いた。ありがとうございました🤗
今日も電力代は高値だし、曇って憂鬱なので図書館のホームページから借りることの出来る映画を借りて観てみた。
“The Good Driver”(2023年フィンランド)。
ブルガリアが舞台。
全く派手でもセンセーショナルでもない、こういうことってどこにでもある話だろうと思うが、それをよく描いていてずっしり心に残る。
こういう映画が好きだ。
丁度配信を見つけたので今更ながら『ミナリ』を観た。
人生って谷あり谷ありだと思う。
アメリカ映画だから韓国俳優を使っていてもいつも観ている韓国映画やドラマとは違った雰囲気だった。
人生って大変だ。
『屋根の上の女』2022年、ポーランド。
という映画を昨日からみている。
全く明るい話の映画じゃないが引き込まれる。しかし気が滅入るので止めながら。
全体的に薄いブルーや白が強調されていると思う。
ネタバレはイヤなので全くなんのことやらだが人間生きるため何が必要なのかを考えさせられている。
雪はどんどん降っている。
あちこちに書き散らしているが
ここでも。
「ゴッドファーザー」にはまっている。
おかげで食事の赤いトマトソース率が急増。
オリーブオイルの適当にいいものが欲しい。
好きなシーンを何度も見てる。
スターウォーズ好きの夫の気持ちが
益々理解できるようになった。
シシリアンワインは美味しい。
「あん」(2015)
おっちょこちょいの私は、タイトルが「あん」、なのに「小豆」と勘違い。
一人暮らしの永瀬君を見て、どうしてキョンキョンとオリコンしちゃったのか、お似合いだったのに、キョンキョンはぶっ飛び過ぎて、とんでもない人生になっているじゃないかと、冒頭からいらないことを考えたけど、樹木希林さんに引き込まれた。
日本映画や小説でもそうだけれど、本当に細かい描写で、普通の事なのに突き詰めることで、芸術的になるものだと感心させられる。→今回はあんを作っていく過程において。
日常を細かく積み上げて芸術的に高めたのは小津映画から始まって…[全文を見る]
「今会いに行きます」2018年 韓国
日本でこんな映画あったのでは、と思ってたら、リメイク版らしい。
ソ・ジソプはやっぱり男前だとしみじみ。でもドラマだけど「ジキルとハイド」でも頭をピストルで撃たれ、「ごめん、愛してる」でも頭をピストルズで撃たれ障害に悩まされていたし、この映画でも病気で倒れ。かわいそうな感じがする。健康な役、回ってこないのかな。
韓国映画というか韓国文化特有の可愛い!という感じが、家の側の奥さんの仕事部屋を兼ねた小屋とか、キッチン、絵本の演出によく現れていたと思う。
ひたすら久々のソ・ジソプに見とれた2時間だった。
先日見た映画 Sameblod、日本での映画祭でも昨年上映されたようだ。

『しあわせなひとりぼっち』
2016年スウェーデン
原題. En man som heter Ove
昨年映画館で見られなかったけど、
偶然飛行機で鑑賞できた。
主演のウルフ・ラスゴードは大好きな俳優さんなので嬉しい。
夫は典型的なスウェーデン人の一部をよく表していておもしろいといっていたけど、私は奥さんが先に死ぬのは悲しすぎると、号泣。
スウェーデンの一般的な家や台所などが垣間見れたり。
星は4つ。
もし見られた方がいれば教えてください。今日本で公開中のようです。
「報復者」(2013) 韓国映画
重い、重い、重い!!
何回言っても足りないくらい重い映画。
暴力シーンで心が折れそう。
甘ーいとろとろの生クリーム一杯感の
恋愛映画も作るくせに、
報復ものに至っては、
これでもかこれでもかの残忍ぶり。
いじめは良くない。
どこの国でも同じだろうが、
ストレスの半端ではない韓国のいじめは
本当に映画の通りではないかと思ってしまう。
重くて、哀れで、
階級の差とかを今の時代に見せつけられて、
辛い映画。
お金持ちでいい暮らしをしているのは、
本当にソウルに住んでる一部の人で、
貧困に苦しむ人は極端に貧しい部分も
映画だけではなく韓国の真実の一面なのが哀しい。
とにかく重い!