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「異常探偵 宇宙船」前田司郎
・舞台となる五反田の街、目黒川沿いの景色や、人の名前の生々しさの一方で、世の中からずれている登場人物の戯画化されたようなキャラクターに、頭の中で実写とアニメがごちゃ混ぜに展開する
・お話が進むにつれ、そのキャラクターのような登場人物の描写に急にリアルになる場面があって、うっ…て思う
・キャラクターに見えたものは、彼ら自身が適応できない社会と自分の間に張った幕というか、全身を包む(自分の心も)スーツのようなものだったのかも
・と同時に、読者(社会)が受け入れやすいように、彼らに着せているものなのかも
・登場人物は多いのだけれど、共感とか補完という形で対になる組み合わせが生じる中で…、あ、ネタバレになっちゃう
・雅春がいい
・テレ東のドラマ24でやってくれるといいなぁ

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11月以降読んでた本
・上野千鶴子『情報生産者になる』
・新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』
・櫛野展正『アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート』
・原沢 伊都夫『考えて、解いて、学ぶ日本語教育の文法』
・フリードリヒ・デュレンマット『失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選』(増本浩子訳)
・アガサ・クリスティー『雲をつかむ死』(加島祥造訳)
・沼口 麻子『ほぼ命がけサメ図鑑』
デュレンマットおもしろかった! 続けて他のも読みたい。
『ほぼ命がけサメ図鑑』は思いのほかちゃんとした本でした。一般書だけど、文章が厳密で読みやすかったし、参考文献目録も見やすかった。サメを食べたくなります。唐揚げがおすすめらしいです。

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今日は腰痛に負けて、仕事をぶっちぎってこうの史代『かっぱのねね子』を読みました。かっぱのねね子が取ってはいけないという注意書きを無視してよいこ草を取ったため、河で暮らせなくなり、いずみちゃんちでやっかいになった短い期間を描いたハートウォーミングなお話から始まり、うっかりメジロを拾って家に持ち帰るという犯罪に手を染めてしまった架空の漫画家の物語など、愉快なお話満載です。「どう? この髪型 べん毛に似てるでしょ」という台詞が心に残りました。おすすめです!

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レ・ロマネスク TOBI の『ひどい目』を読みました。

苦学の末やっとこさ就職したところが給料不払いの上二ヶ月で倒産したのを皮切りに、就職するところ就職するところ倒産し、あげくの果てにアパートに泥棒に住み着かれ、ほとほと嫌になり渡仏して一週間で銀行強盗に腹に銃口を向けられ(中略)、気がつけばピンクの衣装を身につけ世界中をライブしてまわることになっていた TOBI さんの来し方をインタビューで綴ったこの本。頁をめくる度に「……へっ!?」ということが重なるというか、「いやまて、この前段もよくわからないことになっているのに」と驚き、恐怖すら覚えながら読み、最後にははらはらと涙に濡れて、思わず CD をかけてしまう。あんなこととやこんなことがあってそしてこんな曲が……と思って聞いても特に印象は変わらない……が、読んでよかったです。現状、頭の中の地図にはピエール・バルーと高橋幸宏のあいだに TOBI がいる。

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・あー書き忘れたけど、映像化作品等についても一切触れられていません。わたし個人はほとんどの映像化作品より原作のほうが断然おもしろいし濃いと思うんで、純粋にテキストだけによる評価なのがとてもよかった。

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『アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕』霜月蒼(クリスティー文庫)
・これはてダで連載してたのね。
・例えば『ナイルに死す』で、本文200ページ以上読まないと事件が起きないのだけどもう事件なんか起きなくてもいいかと思うくらいおもしろい、みたいなことが書いてあって、同感過ぎて笑った。
・古典としてではなく「今」読んでおもしろいのか耐えるのかという評価軸なので、若干履かせてる下駄の存在を疑って、映像化等を見たことはあるけど読んだことないって人にはかなり頼りになる本だと思う。
・小ネタとかトリビアとかウンチクとかなし、ネタバレもなしなので、…[全文を見る]

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『バイエルの謎 日本文化になったピアノ教則本』安田寛 音楽之友社
ピアノ教室に縁もゆかりもないわたしですら名前は知ってる「バイエル」(という教科書)についての研究と冒険(だと思う。)。
・バイエルは人名。この教則本を作った人だけど、ドイツの音楽辞典の数行の記載以外は、日本のマンガ偉人伝的な本しか伝記的なものがなく、しかもその偉人伝はほぼ創作というくらい謎の人。
・日本で長きにわたって隆盛を誇り単語として定着したバイエル教則本を日本に持ち込んだのは、誰でいつでどういう意図だったのか。なぜこの本が選ばれたのか。
・番号曲と無番号曲のバラン…[全文を見る]

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『銀河鉄道の父』門井慶喜
実は私は宮沢賢治の作品の熱心な読者ではないので、逆に「宮沢賢治」という名前に対する先入観を持たずに読めたのかもしれない。
政次郎という人は、とにかく父親として息子が大事で愛しくて仕方のない人だったのだろう。それも今の時代ならば、そういうことに対しての葛藤もそれほど感じることなく、当たり前に感情をあらわしたり行動を取ることもできるだろうけれど、あの時代だから自分でも戸惑い迷ったのではあるまいか。息子が病気で入院となると、普段はものすごく生真面目に実直に取り組んでいる家業を措いてまで病院に泊まり込んで自ら看…[全文を見る]

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『甲賀忍法帖』山田風太郎
・さすがここから始まっただけあって、すべてがみっちりおもしろい。
・脳内の弦之介、どうしてもわたしとかは10代の真田広之一択になってしまうの…… 今なら誰なんかしらああいうの。

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『猫は宇宙で丸くなる 猫SF傑作選』シオドア・スタージョン フリッツ・ライバー他 中村融編 竹書房文庫
まさにタイトル借り。
初訳の『ベンジャミンの治癒』(デニス・ダンヴァース)と『宇宙に猫パンチ』(ジョディ・リン・ナイ)が超おすすめ。特に後者は、その直前のスタージョン作品が(珍しく)わたしにはイヤな話でめげてたところにきたせいもあって、すごくにやにやクスクスさらに吹き出させられて幸せな気分になってしまった。
一方で、西欧での猫フォビアみたいなものは根強いんだなーと。かなりの猫好きでも、無意識下で影響受けるとこあるのかもなーとちょっと思わされた。女性作家の短編のほうがその感は薄かったです。
あとヤングの『ピネロピへの贈りもの』はあいかわらずかわいくて優しかった。

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【竹書房文庫/北怪道】

毎月3冊くらい出てるホラーシリーズなのですが、今月のコレは北海道旅行好きには微妙な気持ち。
だってイニシャルになってても判る地名が…
北海道に住んでいない私にも推測されるような場所もあるので、北海道人は読まない方が良いかもね…。

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10 月
・『岩波講座哲学 05 心/脳の哲学』
・アルジャーノン・ブラックウッド『ブラックウッド幻想怪奇傑作集 秘書奇譚』
・アガサ・クリスティー『三幕の殺人』
・若竹七海『錆びた滑車』
10 月はフェルメールを見に行ったり、諏訪に飲み歩きに行ったり、Yo La Tengo のライブに行ったり、群馬に古墳を見に行ったりと、もりだくさんでした。そのためなのか、『三幕の殺人』までの三冊の記憶が……。
いや、ブラックウッドははっきりきっぱりおもしろかった。急に終わるのですよ。そういうところが怪談ぽくておもしろかった。タイトルかっこいいし。
それから、若竹七海の新作では、「こういったものをどう運ぼうか考えていると、閉まったドアの向こうで物音がした。心臓が脈打つより早く、わけがない。と自分に言い聞かせた。わけがない。わけがないのだ。」という箇所があって、この「わけがない。」の句点に胸が苦しくなりました。おすすめです〜。

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『ふたりの老女』ヴェルマ・ウォーリス(著) 亀井よし子(訳) 草思社 第3刷1995.3.20
・帯にル=グインの推薦文がついてたらしいが、すごく納得できる。

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『Made by Hand ポンコツDIYで自分を取り戻す』Mark Frauenfelder(著) 金井哲夫(訳) オライリー・ジャパン

isbn:9784873115
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009
>「Makerムーブメント」を主導する雑誌「Make」の編集長、ブロガーとして知られる著者による、ビットの世界からアトムの世界への旅の記録。
野菜作り、エスプレッソマシンの改造、シガーボックスギター作り、鶏小屋作りと養鶏など、さまざまなDIY体験を通じて、個人が物を作ることの意味を考える一冊です。
>「失敗とは恥ずかしいこと」、そして「自家製品は不完全なもの」という固定観念から抜け出して、身の回りの物…[全文を見る]

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9 月
・穂村弘『はじめての短歌』……短歌入門書。男がひとり、外でぼんやり佇んでいると通報されておまわりさんがやってきて、事情を聞かれる。そんなときは「コンタクト落としちゃって」と言えば相手はほっとして「そうですか、大変ですね!」と一緒に探してくれる。だが、そんな、相手の側が、とりわけ世間の代表ぽいおまわりさんが納得しやすい理由でばかり我々は佇んでいるわけではないのです、ってくだりが強烈に印象に残ってしまい、メインのところを忘れてしまいました。おすすめです。
・鯨統一郎『月に吠えろ! 萩原朔太郎の事件簿』……これはめずらしく、さしてお…[全文を見る]

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「荒野の胃袋」井上荒野
いくつか美味しそうなレシピがあって、ブリかぶらは今年試してみたいですね…

「あれの」というペンネームだと思うので、「あれののいぶくろ」だとおもうのだけど「こうやのいぶくろ」とよんでもいいのかな。ハードボイルドな食欲の本で楽しかったです。

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くがつ。せぷてんばー。
「じっと手を見る」窪美澄
「迷子の星座たち」坂崎千春
「りこんのこども」紫原明子
「わたしにふさわしいホテル」柚木麻子
「荒野の胃袋」井上荒野
「『女子』という呪い」雨宮処凛