DESTINATION UNKNOWN by AGATHA CHRISTIE
スパイ小説なのだけど、最終章の直前の段落に思わず「新井素子の『くますけといっしょに』か、とつぶやいてしまった。
でもこれがクリスティーなんだよねえ。
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『夢の丘』アーサー・マッケン(著) 平井呈一(訳) 創元推理文庫
田舎の少々はっきりものをいう牧師の息子として生まれ、孤独もあって幻視者としての素質を育て、文学に身を投じた青年の心理小説。
気づくと彼の幻視に取り込まれ、現実と幻の境のない世界を、手を引かれ見せつけられる、その恐ろしさ。まして文学を志す者には恐怖そのものではないかと想像する。
最後が、途中でわかった。それまでも、追体験させられた。
「読んだら狂気に陥る本」の一つに入れていいと思う。
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ピーター・S・ビーグル『心地よく秘密めいたところ』
・60'sが舞台ですが古く感じません。墓地という空間が…いえ、あの…。
・登場人物が魅力的です。
・夏の描写がステキです。
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『あの薔薇を見てよ ボウエン・ミステリー短編集』エリザベス・ボウエン(著) 太田良子(訳) ミネルヴァ書房
おそらく、著者の書く「少女」は、あまりにも「少女」なので、好き嫌いがまっぷたつに分かれるだろう。わたしは苦手。
しかし「少女そのもの」を中心に据えたものではない作品は、絶品と感じるものが多かった。
他の作品を読み続けたいかと問われると、とても迷うかも。わたしにとって、波の大きな作品集。
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THE SHPHERD by FREDERICK FORSYTH
クリスマス・イブにあるパイロットに起きた奇跡を書いた短編で、筋はすぐにわかってしまうのだけど、読み終わった時、ほっとさせられた。
イラストが全体の半分以上かと思うのだけど、それがほとんど夜空と飛行機。カラーで見たくなるイラストばかりだった。
フォーサイスってこういう話を書く人なのか。
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『四畳半王国見聞録』森見登美彦
・桃谷さん、いいなぁ
・三浦さんと鈴木君はつきあってるのか?
・三浦さんの二の腕はどれほど白いのか?
男子、不遇の青春の切なさを描く短編集
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『モーム短篇選(上)』行方昭夫(訳)岩波文庫
これ舞台で見たいなーと思うものがいくつかあった。解説や略年表から見ると、かなり戯曲も書いてるとのことでやはり、と。
モームが書いた頃のイギリス人のイギリス女性に対する一般的な見方というのが自分でつかめてないかもなーとも感じた。かなりの女性嫌いを感じたのだけど、イギリスの小説にはけっこうあるからなあ。
お話自体は「見たい」ものが多かったです。
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THE MURDER AT THE VICARAGE by Agatha Christie
なんとかかんとか読了。今まで読んだミス・マープルものでは一番読みにくかった。
もっぺんA MURDER IS ANNOUNCEDがちょっと読みたくなった。特に最初の方。
しかし田舎はいずこも同じ、住みにくい場所よのう。
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うぎゃ、『中島らも烈伝』です!
ボケてる><
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鈴木創士『中島らも伝』(河出書房新社)
いま読んで、よかったです。
うん。
やっぱりこの方のジュネ訳を読まなきゃだわ。
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アガサ・クリスティー 「第三の女」
被害者が誰かわからないという話だったけれど、被害者が誰かはわかった。
犯人は今回もわからなかった。
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田中啓文『ハナシがはずむ!』と『ハナシがうごく!』(集英社)
これで3、4巻読了。
梅寿師匠のお見通しっぷり、深謀遠慮とはこのこととばかりの慮りが憎らしいこと憎らしいこと、ほんと、いつもながらカッチョエエの一言。まあ、あんなひとがいたら、まわりはたまったもんじゃありませんが(笑)。
この調子で「群像SF(ていうの? これみたいなビルドゥングスロマンで脇キャラ面白くて、みたいな)」書かないのかなあ。それとも、わたしが知らないだけであるのかな?
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佐藤友哉「灰色のダイエットコカコーラ」
順調にユヤタンの作品を買い集めています。ユヤタン作品で初めて泣いた。
「自分は特別な存在なんだ」という中2病的意識を受け入れる過程が凄く長い。
理解できる部分とそうでない部分に分かれますね。
残酷すぎるいつもの展開に、「生」が彩りを添えている。アイデンティティと人生を考えるには十分すぎる作品です。
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『神を見た犬』ブッツァーティ(著) 関口英子(訳) 光文社古典新訳文庫
以前NHKでやってた星新一の番組がちらと頭に浮かんだ。
星新一よりももう少しナマの世界に近い、でもなんとなく、一つ二つ、星新一に訳させてたらどんなふうに文章を作るか見てみたい、そういう感じ。
著者の画集も、見てみたい。
好きな話が多かった。人間くさい神様や、人間くさい人間や。
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『文豪怪談傑作選 泉鏡花集 黒壁』 東雅夫(編) ちくま文庫
なんとか読了。本と出会うタイミングがよくなかった。そのうちリベンジいたしまする。
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『人間つかい』A・ハインライン
・主人公がうっかりさん
・危機的状況なのに、軽快な会話が楽しい
・ポジティブ
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『プタヴの世界』ラリィ・ニーヴン
・すごくおもしろい
・少しとっちらかってる
・登場人物の紹介がほしい(ミステリの表紙の裏にあるようなの)
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うわータイトル間違えた、『青い犬の目』です、すみませんすみません。
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『青い目の犬』 ガルシア=マルケス(著) 井上義一(訳) 福武書店
短編集なんだけど、前の物語に出てくる小さなモチーフを、別の形で引き継いで次の短編が出てくる、という感じで、大きな円を描く螺旋階段をぐるぐると回りながら、時々螺旋の内側をのぞいてるような気分になった。
夢で見るような光景。
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AFTER THE FUNERAL by Agatha Christie
悲しい話だったなあ……途中で犯人わかったんだけど、それでもなお、こっちじゃなくあっちが犯人ならいいのに、と思わざるをえなかった。
必要なものとかほしいものとかその価値とか、そういうのって人それぞれなんよねー。
/読了