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旅のことを語る

もう今日は
「それは政府の要人を泊める部屋の値段よ!」
とびっくりされた元のホテルに戻って寝るか、いい部屋だし食事は美味しいしサービスもいいしな。
エグゼクティブスイートしか空いてない? いい、いい。そこでいいよ。眠いよ。背に腹は代えられないよ。
と、自分で言い出したくせに疲れに押されてUターン計画を立ててVNYKに話してみた。

ところがUK走り屋のホテルを見たVNYKはなぜか低価格高品質に俄然意欲を燃やしはじめ
「あそこだたらもと安くていい部屋あるんですから僕がちょと紹介してもいです」
とタクシーでホテルを回り始めた。自分で言い出したことなの…[全文を見る]

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旅のことを語る

UK走り屋&VN新妻のホテルのフロントにはマレーシア実直親子がいた。
「あれ、どうして!」
「やあ、あなたたちも今夜ここに泊まるの?」
「いいえ。UK走り屋に聞いて部屋を見に来たの。ここが彼のホテルだって知ってる?」
「いいえ。何のこと?」
彼ら親子水入らずだったのでツアー中UK走り屋とは話をせず、この件は知らなかった。
じゃあ定価で泊まるんかな。お金持ちそうなのにどうしてまたここに。

「あー、あの秘密はきっとあそこにアル」
VNYKがコナンばりにつぶやいて指差した先にはハロン湾クルージングツアーのポスターがあった。
UK走り屋&VN新妻のホテルはクルージングツアーとセットになっていたわけですね。こうして
「ツアーとセットのホテルには気をつけろ」
「ネットで安いホテルの予約はするな」
「フォトショは人物写真にだけ使われるわけではない」
という教訓に感謝しつつもう来ねえよと思いながらホテルを後にしたのであった。

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旅のことを語る

UK走り屋はVN新妻と一緒にハノイでホテルを経営していた。

「ハノイのどこ?」
「West Lakeのそば。バックパッカーはいない」
大金持ちの外国人ばかり住んでいる高級住宅地じゃないですか。
「ハノイはうるさいけど、West Lakeは静かでしょ?」
「すっごく静かですっごく清潔。リノベーションしたばっかりで新しいよ」
「一泊いくら?」
「30ドル。でも友達には25ドル」
「まじで」
「朝食付き。wifiあるし、もちろん部屋にはPC、エアコン。24時間フロント対応」
「一か月だったらいくら?」
「そうだな、500ドル。ホテルは安全だし便利だよ」
えー。いい話じゃーん。とい…[全文を見る]

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旅のことを語る

世界遺産に指定されているというSurprise Cave(びっくり洞窟)へ行く。

「紳士淑女のみなさん、この洞窟は驚きに満ちた場所です。自然の驚異です」
ほうほう。
「まず最初にこちらを見てください。蝙蝠に見えますね?」
ガイドがレーザーポインターで岩を見せて説明を始める。あ、ほんとだ。
「次にこちらを見てください。亀です」
ほうほう。
「これはキスしているように見えます。では次に行きましょう」
ふーん。なるほどね。

「あの岩を見てください。男女が抱き合ってキスしているように見えますね」
あー、石像っぽいね。
「ここが男性の頭、女性の背中、お尻・・…[全文を見る]

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旅のことを語る

ハロン湾でカヤックに乗るイベントがあった。もちおはジョーズがトラウマで海が大嫌い。
どうしようかな、と思って見ていたらUK走り屋とおかんが順番待ちをしていた。
「あなた、乗るの?」
「いえ、見てるだけ。カヤックに乗ったことはありますか?」
「初めてなの。とってもナーバスよ」
おかんは目を閉じて胸を押さえながら言った。妊娠中の奥さんはベンチで待っている。
振り回されているおかん。

結局わたしともちおは10分ほどカヤックでハロン湾をうろうろしてすぐ戻った。
わたしの救命胴衣は三つのうち二つはホックがなく、残りの一つは壊れていた。
「これで大丈…[全文を見る]

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旅のことを語る

イギリス人走り屋は初代のスーファミが好きで、ソフトを求めて秋葉原まで行ったのだそう。

「俺はOTAKUなんだ。一番好きなゲームは 『ゼルダ』」
「秋葉原のスーパーポテトっていう店知ってる? 買うならそこがbest!懐かしいファミコンのBGMが流れてる」
「ベトナムじゃamazonは使えない。荷物が届かないんだよ」
「母が誕生日にゲームを送ってくれたんだけど、届くまで二か月かかったよ」

彼は4日前に結婚したばかりでこれは新婚旅行らしい。ロンドンから来たお母さんも一緒だった。
彼がゲームについて熱く語っている間に妊娠中の奥さんは疲れて部屋へ戻ってしまった。…[全文を見る]

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旅のことを語る

ハロン湾へ行って船で一泊。
右腕に炎の刺青を入れ、ベトナム人の妻を連れたイギリス人男性に会う。

「日本には5年いた。東京、名古屋、長野、仕事でいろいろなところへね」
「仕事はなに?」
「車の買い付けの仕事だった。シルビア、スカイライン、トヨタの86・・・」
「86LEVIN?」
「yes!yes!! LEVIN知ってる?」
「友達が85に乗ってて・・・」
「あー85はエンジンが全然違う」
「そう。だけど安いから日本人はステッカーを張り替える」
「そうそう。86は最高。自分のbestはシルビア。ロンドンに置いてある」
「でもハノイじゃ乗れないでしょ。乗らないと悪くなるんじゃない?」
「大丈夫、直せる。俺にはみんなbabyみたいなもんなんだよ」

彼がすきなゲームとして「頭文字D」を画像表示するとVNYKも興奮していた。

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くたびれ はてこのことを語る

「ベンチャーにも意欲的な日本の会社社長の姉で会長の娘」
だと思っていたんだと思うんだけど、
「話好きで人の世話をしたがる無学な田舎の自営業者の娘」
だと知ったらどうなるんだろう。その後どうにかなった彼女とうまくやれるかな。

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くたびれ はてこのことを語る

VNYK嫁は政府役人の父とアパレル経営の母の一人娘。
高校の途中から大学卒業までずっと海外留学で結婚式も盛大であった。
その中でなぜかわたしたちは親族席に招かれた。ここでは日本人の知り合いがいるのはステイタスらしい。
VNYKも大会社の御曹司なんだけどVNYKの父はベトコンから帰って一代で叩き上げた人。
VNYKはYKだけど奨学金で日本に留学してバイトして就職して自分で稼いで店を出した。
なのでVNYKといるときはあまり意識しないんだけど、彼は青年実業家で成功者なのだと思う。
彼女はその妻になって、彼の来賓として誇らしい気持ちでわたしたちに接していたのだ…[全文を見る]

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くたびれ はてこのことを語る

「やさしくていつも笑顔で親切でいい子だなあ」
と感心していたVNYKの嫁が、はてこが人生の大半をフリーターとして暮らしてきたと知ったとたんに顔色が変わった。
I'm so sad.

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くたびれ はてこのことを語る

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くたびれ はてこのことを語る

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くたびれ はてこのことを語る

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いいからお前らもう寝ろのことを語る

わああん

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カツオ・ワカメ・のことを語る

浜ちゃん

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家族今日のダンナのことを語る

連日寝不足の妻に
「遅くならずに帰るから」
と言い残して部屋の鍵を持たずにVNYKと飲みに行き、
3時間経ってようやく帰ってきて
5時間後にチェックアウトして遠出する約束をしてきたと報告。

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旅のことを語る
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くたびれ はてこのことを語る

VNYKの言い分
・はにかみキレイちゃんはここしばらく学校へ行っていない。だから給与を支払わなかった
・HNちゃんは去年数か月父から直接振り込みでお金を受け取っていた
・彼女は携帯を無くしたため連絡が取れなかったし、こちらに連絡もしてこなかった
・彼女の半年分の学費と給与はいますぐ全額払う用意があると封筒を持参

HNちゃんの言い分
・学校へは週3回通っている
・お金は受け取ってない。話も聞いていない
・私たちの留守中ホテルへ来て「VNYK抜きで話したい」とメモを残す
・微々たる額ではあるけれど支払のさい最初から財布を出さないことが何度かあった

ライヤーゲームみたいですねえ。困った困った。

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旅のことを語る

ベトナムで最も古い大学が置かれていた文廟を見学。
ベンチで休んでいたアメリカ人女性と話をした。

「娘がこちらにいるから6週間滞在する予定なの。ハノイには孫息子がいるのよ」
「お孫さんは何歳ですか?」
「8か月」
「写真はありますか?」
「いっぱい!会えないとすっごく寂しいのよ~」
iphoneに画像がわんさか入っていて、動画も見せてもらった。
「とても元気そうなお子さんですね」
「とっても元気よ!」
「お名前は?」
「マイロー」

マイローくんか。マイロー、マイロー。

「これと同じよ」

画像の隅には明日に向かって伸び伸び盛りのミロの瓶が写っていた。