当時(1800年代)の傘は、体を 雨から守るというより、
帽子が濡れないようにするのが おもな目的だったとか。
男性のかぶるシルクハットが、濡れるとダメになってしまうからという。
女性も、洋服に合わせてパラソルを変えた。
つまり、ある程度裕福でなければ、傘を持つような生活はできなかった、と。
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美の巨人たちのことを語る
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新しい発見を求めてローマへ渡り、ラファエロなど
ルネサンスの画家の絵を見て、再び違う技法で 続きを
描いたルノワール。
しかし、技法の違いはそれだけではなく、画面の左上の樹は、
セザンヌのような手法を用いて描かれている。
一枚の絵に 三種類の手法を用いるほど、この頃の
ルノワールは、自らの芸術に 苦悩していた。
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印象派とは違う描き方をしたいと思っているにも関わらず、
雨の日の午後を描いていながら、印象派特有の、
光を捉える描き方を変えることができず、ルノワールは苦悩する。
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1870年代に開かれた 「第一回印象派展」 での、
印象派の画家たちの作品の評判は さんざんだった。
今では 世界的な人気を博す印象派の絵画も、
最初から認められていた訳ではなかった。
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1800年代も後半になってから、アトリエで描くのではなく、
戸外で写生する画家が現れた。
バルビゾン派から印象派への流れである。
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『雨傘』 は、画面の左右で 明らかにタッチが違う。
ルノワールは、なぜこの絵に4年もの時間をかけたのか。
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18世紀、貴婦人が日よけのためにパラソルをさしたのが、
自分自身で傘をさし始めた最初の頃。
(古代エジプトから傘はあったが、偉い人にさしかけるものだった。)
雨傘をさし始めたのは 19世紀に入ってから。
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今日の一枚は 『雨傘』(1881-1885頃)、
ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵。
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今日は ピエール=オーギュスト・ルノワールです。
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アール・ヌーヴォーの もっとも大きな特徴である
草花をかたどった装飾文様が 限りなく美しい、ミュシャの作品。
それだけでなく、祖国チェコの花や 伝統的な衣装も その絵に
取り入れていた。
ミュシャは、祖国の独立を願い、常に祖国を思っていた。
のちに、画家生命を賭け、十数年を費やして、大作壁画
『スラブ叙事詩』 に取り組むほどに。
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ミュシャのポスターをひと目見て気に入ったサラ・ベルナールは、
その場で 専属契約を結んだという。
サラ主演の舞台 『ジスモンダ』 のためのポスターは、
年末年始の休暇でつかまらなかった ほかの画家のかわりに、
まだ無名だったミュシャにまわってきた仕事。
偶然が すべての始まりだった。
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チェコに生まれ、決して楽ではない生活を送るも、ミュシャの絵を
気に入った伯爵の援助でパリ留学、しかし伯爵が2年後に自殺して
援助が途絶える。のちに、ミュシャがなんとか食いつないでいけるよう
よくしてくれた人の 食堂で、ゴーギャンと知り合う。
意外な感じもするが、若い頃には あのゴーギャンと共同生活を
送っていたというミュシャ( ゴッホとはうまくいかなかったゴーギャンだが・・・ )。
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今週は アルフォンス・ミュシャ。
今日の一枚は、石板画によるポスター、『ジスモンダ』(1894)です。
当時の有名女優、サラ・ベルナールを描き、ミュシャの名を
一躍パリ中に知らしめたその一枚。
ミュシャ作品は、まさにアール・ヌーヴォーの華。
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今日は、番組全編に渡って 映画 『レオン』 の曲が
何曲も使われてた。
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『聖マタイの召命』 は、三部作のうちの一枚。
この連作が、カラヴァッジオの、公での いわゆるデビュー作だった。
ケンカに口論の末 殺人事件を起こし、そして39歳で、その逃亡中に
死んだと言われるカラヴァッジオ。
あまりに劇的で激しいその画風は、カラヴァッジオそのものを
表していたかのようだ。のちの時代の名だたる画家たちに影響を与えたその才能。
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作品と 本人の人格が あまりにもかけ離れていると言われるカラヴァッジオ。
カラヴァッジオの才能を認めたデル・モンテ枢機卿は、パトロンとなって
後押しし、カラヴァッジオは大きなチャンスを得る。
彼のいる工房の主に依頼されたものの進行が遅く、カラヴァッジオに
まわってきた宗教画。フレスコ画が一般的だった宗教画を、その経験の
なかったカラヴァッジオは カンヴァスに油絵具で、また、下絵などを
描かず、いきなりカンヴァスに描いた。
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今週はミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオです。
今日の1枚は、『聖マタイの召命』。
劇的な表現のカラヴァッジオ、そこに描かれた手が 指 さす人物とは。
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曙、昼、黄昏の像は、説明がなければ、それを表すと判らない。
しかし、夜の像だけが、頭に星を頂き、足元には夜の鳥、梟。
見ただけで、夜を表すと判る姿をしている。
礼拝堂が称賛をもって迎えられた時、”眠りだけが、石と
してそこに在ることだけが喜び”、と語る詩で答えたという
ミケランジェロの心情を 表すように。
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メディチ家に反旗を翻した多くは処刑され、
ミケランジェロに対しても 暗殺命令が下る。
しかし、フィレンツェ包囲戦の後、ミケランジェロは、
この礼拝堂の地下に、15日間、身をひそめていた。
かつて諦めた作品の姿を、その壁に描きながら。
メディチ家から恩赦を与えられ、難を逃れたミケランジェロ。
その恩赦の条件が、礼拝堂を完成させることだった。
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メディチ家の、ウルビーノ公ロレンツォ、
ヌムール公ジュリアーノの眠る霊廟の彫刻。
もともと、ミケランジェロの意思ではなく、命令によって
制作が始まったものだった。
メディチ家の二人の像は まったく似ていないと言われる。
ミケランジェロは、数百年も経った時には、本人の顔など
誰も知らないのだから、と語ったという。
/美の巨人たち