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短歌のことを語る

まるむしを水なし一錠呑むごとき刑罰があり糖衣なかりき

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ブランコで一緒に月を見たひとの襖隔てて聞く寝息かな

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紫蘇の葉をよろこぶ嫁によろこびぬ義母の梅なきはたとせなるかな

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クーラーとマッチと座布団十枚がまた来年の盆を待ちをり

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重力を振り捨ててゆく「おいらん」のムスメ浴衣に蝶や群れ飛ぶ

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一人居を待ち焦がれていたティーカップ空回りする金の縁どり

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梳き髪のごそりと落ちてやせ細るホテイアオイと盆を迎えぬ

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頑なに身の果つるまでイチジクは移ろい菊の蕊を隠して

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水平線まつり縫う針光りたり砂利船ばかりが眠る海に

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足速くなりぬ冥加と競る夏や今日の押しメンまた素麺

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くきやかに点から円へ咲く花の音は半秒遅れて届く

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ベビーカー押しし酷暑の勲章や日焼けた甲に銀河散らばる

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苔むせる殻捨ててゆく翅もなし少しく焦がれり蝉の弾道

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いくつかは探せばあれど塩漬けというらしき地に眠るくちづけ

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午後三時入り来る風鈴鳴りの衣(きぬ)はためかせ雨を匂わす

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帰省した内気な孫に言う祖母の呪術のような「ソゲジャワカラン」

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現在(いま)あれはこいびと繋ぎというらしい空欄のまま保存したのに

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さんずいをプールしている二肺も穴の開いたとおもうこのごろ

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放たれて振り返りみれば真ん中に居るはずだった君がいない(アンタレス)

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茶碗虫どこかに潜んでいることも途中で忘れる玉子スキー