縫い閉じた窓より入る角ばった言葉ミルクの渦に呑まれよ
お話しするにはログインしてください。
Tips:「ひそひそ」属性を付けた投稿は、トップページには表示されない。
短歌のことを語る
短歌のことを語る
乳製品乳酸菌飲料(殺菌)それより水をいただけますか
短歌のことを語る
きみの答えが聞きたくて背に生えた虹はどこに届ければいいか
短歌のことを語る
残少の発情ドロップ鳴っている懐中の缶三十一文字
短歌のことを語る
新緑を這いのぼり来る御神楽の音と音とを渡るうぐいす
短歌のことを語る
繋がりはただ一列に並ぶこと健やかに病めるわたしもあなたも
短歌のことを語る
持ち重るをとめの髪の束さきを手籠めてみたしかめりあの芯
短歌のことを語る
短歌のことを語る
旅に出てカラスが啼けば思い出す山のフールス恐怖症など
短歌のことを語る
星空をひとつ残らずあなたにあげるそんな歌だけくれたあのひと
短歌のことを語る
花連れて風の届けゆく先を知らぬことこそ花かと思ひぬ
短歌のことを語る
短歌のことを語る
あらたまのごはん忘れちゃったワと今日も元気なわたしはサザエ
(お題:あらたまの)
短歌のことを語る
この地球(ほし)で見るひとの数だけ空がある同床異夢をことばで繋ぐ
短歌のことを語る
好きだとか大好きだとか言えるのに齢をとるほど「入れて」が言えない
ネットのおかげで好意を素直に伝えやすくなったけど、逆に群れのなかに入ることが難しくなっている
という大意です^^
短歌のことを語る
そこここに残る鱗粉拭き上げてあけ放つ窓蝶は発ちたり
短歌のことを語る
アイロンの台張り替えてみたりするふたりぼっちの新学期かな
短歌のことを語る
草摘みて餅を代わりに包みけり灘に生まれて灘で逝きぬ
短歌のことを語る
白き花祭りの絞りのようにして刻とツメクサ果つまで遊びぬ
短歌のことを語る
五分咲きののどかさをも突き抜けて運河を白いアメンボのゆく
/短歌

