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Tips:横着して自分に楽な書き方をすると、第三者には「何について」言っているのか分かりにくい文章になるよ。
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短歌のことを語る

迷いなき舳先を信じられぬあさ鉄の重さでなべられてゆく

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たまたまね行き当たったかのよに結ぶ指は蝶のようにして

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遺されて歌いつづける秋虫のソロ転がりし保久良参道

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街路樹の光震わす風もなし地下シェルターに美食溢れぬ

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きんいろの入日背にしてクレーンのお辞儀する街「ほな、また」「ほな、また」

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息を止め時間を止めて立つ横にあなたが居ました卒業写真

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白和えの肌理ととのえるすり鉢やのの字描くごと陽の沈みゆき

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愛という海をおよぐ夢でさえiPhoneの鎖に繋がれ

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この惑星(ほし)の重石くらいは役にたってる君もわたしも干し草さえも

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括られてひそひそ話をする菊の話も尽きぬ風の音だけ

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庭園に彩りさがす足もとに気づけば秋は累累と

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ガラケーの貝塚を掘るひとたちが私を呼ぶ音いくつだろうか

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日の高き庭に主のあらわれり二尺の鉢のみず鏡かな

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日々そらへ積んでゆくのは言葉より脆くおおきな砂糖菓子

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イエローに浮かれ訪ねし庭園の浮力を失くしかけてる芥

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アイロンのあたらぬ足袋で出遭いけり革命のごと溢るるパラソル

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ただ「在る」とあらわしている松の実の彫塑のごときちからづよさよ

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蘇るとなり屋敷の開門をすずめと日がな待っていたころ

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イケメンよりカプチーノよりワインより灯に満たされる身に風立ちぬ

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堰を切るようにあふれた青空と同居する葉の赤黄色