お話しするにはログインしてください。

|

Tips:“ユーザ名/話題”という形式の「話題」は、その人専用の話題となり、他の人は書き込めない。
id:usaurara
短歌のことを語る

マニュキアをなぞる窓ぎわ入相の寂を逃れしひとのなかで

id:usaurara
短歌のことを語る

ビロードの宝石箱から腸(わた)を喰う母という女みつめし夕暮

id:usaurara
短歌のことを語る

吹き寄せた銀杏のような賑やかさポテチも踊るや収穫の秋

id:usaurara
短歌のことを語る

埋火のごとき星星しかと見んなどと理由を後付けている

id:usaurara
短歌のことを語る

かけあがる風と別れて見下ろせばささめくような竹の春

id:usaurara
短歌のことを語る

羊水の記憶に手を伸ばしてる雨の雫のなかをおよいで

id:usaurara
短歌のことを語る

春は海に秋は山に告げられる季節に匂いがあるということ

id:usaurara
短歌のことを語る

六甲を出でてあかく膿む月やジオラマとなる人、木、家家

id:usaurara
短歌のことを語る

エメラルド楽べのごとく流れ込む船は深き山の中に

id:usaurara
短歌のことを語る

コスモスをかきわけて遭う蟷螂や小顔で虹を孕みをり

id:usaurara
短歌のことを語る

わけられぬものをわかつ刃なるこちらとあちらわたしとあなた

id:usaurara
短歌のことを語る

おかえりという四文字のざらざらと気づけば緑青に覆われている

id:usaurara
短歌のことを語る

赤萩のえだも道も草ぐさも猫背で空を見上げをり

id:usaurara
短歌のことを語る

整然とならぶ日めくりめくり来ぬ神のみぞ知るイエローの数

id:usaurara
短歌のことを語る

枯れ花をひとつのこして過ぎ行けり眠る地車(だんじり)駆けるサンダル

id:usaurara
短歌のことを語る

意味を問う愚かさたしかめるための一日三錠まほうのキャンディ

id:usaurara
短歌のことを語る

ぎやまんの切子ガラスはカテドラル祇園囃子は天から届く

(初夏 京都三条のカフェ)

id:usaurara
短歌のことを語る

待ち人と橋渡るきみ車窓から追い越してゆくただ我が家へと

id:usaurara
短歌のことを語る

扇風機の翅のいろして秋は来ぬ繋ぎとめるのは光だけでいい

id:usaurara
短歌のことを語る

波がしらひとつ立たねど茅渟の海ワールドワイドに針は立ちおり