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短歌のことを語る

三寸の水に今日も溺れをりいしがめの名をベッカメといふ  

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山の手の萌黄に光る神獣やわれに問ひけり「おまえどこ中」

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睡蓮に息をひそめる草草や皐月の水にも幡はたなびき

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はじまりとおわりのみえない腸管は花壇の向こうで息づいている

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ふたがれて思ひだしをり白昼にかつてあった腕かつてあった肢(あし)

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真っ白な格子が区切る空の下モナカアイスは18ブロック

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f:id:usaurara:20120130215942j

残された数のわりきれなさを知るりんご十字に落とす間にも

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あたらしきほうへと腕をのばしけるハナミズキ見きやよい月尽き

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さかみちの踏み切り端で夏をまつプールは花のさかりなりけり

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入り相いの陽は梅の枝くぐりきぬ鉄塔までも砂糖にかえて

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洗われて和(にこ)毛刈られしライナスの毛布は東へゆく箱に

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線路脇ちいさな草もいろ増しぬ春よはこべ君をはこべ

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こうばいをたしかめながらゆく草履ぬるくも濡れぬ雨の梅園

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梅林の風は鈴鳴るころころと海を臨み山を望み

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幾たびの節折りかえし咲く梅や一枝ごとに空をめざして

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ヘタだけを残し鳥の飛び立ちぬ空をカラカラ風は過ぎ往く

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こぼれ咲くひなあられの紅拾いをり別れの春まであと何メートル

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艶なるかな掟破りの黒帯や万珠菊の花束を締め

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ペアカップ買う平穏をかみしめて百円玉を探しけるかな

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また一年あるくと誓う神棚のりんごと帽子とコーヒーミルと