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短歌のことを語る

つめたさを探るよにして入る夜具やふけるほどに傾(かぶ)く半月 

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空白を空白で塗りつぶしてゆく連休や窓の遠くに天国と地獄

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ひだまりいととりけいとだま橋がつくれぬままに今

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爆発物処理するようなきみの手はリボンやボタンの向こう視ている

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水底で水の涸るる日を待ちぬビー玉ひとつの座標をたよりに

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レコードの針落とすよな優雅さにまたいちねんのさよならをいう

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返る屋根離れゆく月見おくりぬ石の木立ちと黙する鐘と

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刃(やいば)より先にサクリと割れにける寒天の名は女性名詞

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光よりはやく降ってきた音に周波あわせる耳を上げる

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七夕やお迎え帰りのママチャリは緑のしっぽをながながと曳く

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せんろ脇今日の残滓を飲みほして結ぶ希いの七色十色

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三叉路や祠まいりの背を浚う排水溝のサラウンドスピーカー

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蝉のこえはこぶ線路は冷えており七夕月のさいしょのあさは

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こしあんの藤をかきけす粒の群れ名に酔うひとの群れ墜ちるさま

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春と夏つなぐ苔の絨毯や石のパズルに眠るアズール

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どこにでもどこまででもいけそうな長靴で恋踏みをする

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スーパーボール想い浮かべるこの月の返歌とともに還りくる日は

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満月と出会い頭の衝突や車の川を渡る橋で

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耳をたてランダムステップ追いかける旋律の見いだせないまま

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高く低く斑模様のせめんとの大地にひとつ惑星(ほし)堕ちて