お話しするにはログインしてください。

|

Tips:「話題」には本文が「何について」言っているのかを提示する語句を入力する。
id:usaurara
短歌のことを語る

風ゆきて雲たち来らむみなづきの青は薔薇の残像となり

id:usaurara
短歌のことを語る

花褪めてくちびる二本のライン引く平行などはあり得ぬリアルに

id:usaurara
短歌のことを語る

雨上がり家事を放りて出遭ひけりセピアのインク似合う便箋

id:usaurara
短歌のことを語る

水無月の草たおやかに流れおりやがて立つまで戸を叩けよ

id:usaurara
短歌のことを語る

ウインナの爆ぜ狂ひたるアスファルトこれは神の戸へ下りてゆく道

id:usaurara
短歌のことを語る

水無月の虚ろをラムネの粒にしてすっぱいあまいどっちでもない

id:usaurara
短歌のことを語る

まっしろなシャッター街に咲く薔薇のフレンチネイルも果て五月尽

(写真は10日ほどまえのもの)

id:usaurara
短歌のことを語る

東より渡り来つる封筒のなかに見舞いの紙が一枚

id:usaurara
短歌のことを語る

五月雨や破砕されし動脈と静脈の正しき循環

id:usaurara
短歌のことを語る

五月薔薇みな咲き急ぐなかでなおきみのだきしめているものは

id:usaurara
短歌のことを語る

公園の舳先に生まれしフュージョンの流れ落ちゆく片側二車線

id:usaurara
短歌のことを語る

とりどりの薔薇のリズムはバカラック刻みつつゆくさびれた脚で

id:usaurara
短歌のことを語る

あっけない空とざくろと有刺鉄線ブロック塀の切れた先には

id:usaurara
短歌のことを語る

純白の孤高と傲慢シャッターは半透明の皮膚をめくる

id:usaurara
短歌のことを語る

国道の薔薇は夕陽を飲み干してシャッター急かす酉の刻かな

id:usaurara
短歌のことを語る

母の日の花の命を切り詰めるピーチピンクの褪(さ)め果つるまで

id:usaurara
短歌のことを語る

カーネーションなんて皮肉な花の名前母と国家を聴く耳を持ち

id:usaurara
短歌のことを語る

橋梁の影に縁取りされし海ラッシュのようになにも届かない

id:usaurara
短歌のことを語る

「俺ん痔」と変換しやがるノーパソで返信してやる三十一文字

id:usaurara
短歌のことを語る

カンケツに答えを述べよオレンジが涙をたくさん抱えているわけ