鈴の音は終い花火を掲ぐ子らの声に驚き止みては鳴りぬ
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Tips:横着して自分に楽な書き方をすると、第三者には「何について」言っているのか分かりにくい文章になるよ。
短歌のことを語る
短歌のことを語る
文月を尽く雨去りて真緑の刀にトパーズを拾いけるかな
短歌のことを語る
盆近し兄の遺しし打上げの花見ぬままにまた夏は逝く
短歌のことを語る
ガラクタに咲く紫陽花のきらきらし多情も無情も人の世のこと
短歌のことを語る
皐月尽かぜはどんどん山へ行く掃除機だけがずっと待ってる
短歌のことを語る
満ち潮に獣となりて腹を抱く生きるという字理という字
短歌のことを語る
石亀と残されて聴くFMに混じる祭の囃子も止みぬ
短歌のことを語る
プロペラを居並ぶ鯉より高くして今発たんとす花水木かな
短歌のことを語る
宵雨やアスファルトの海色めきてにわか立ち来ぬ花びらの浪
短歌のことを語る
あまた降るしだれの白き糸かげに見え隠れせり紅涙のいろ
短歌のことを語る
短歌のことを語る
短歌のことを語る
十三の詣りせぬまま春や来し棒読みすなるに恋ぞ灯れり
短歌のことを語る
短歌のことを語る
短歌のことを語る
失くしたということだけをかたりをり神の戸の山隠す花影
短歌のことを語る
二杯目を注がれて気付く珈琲の水面にも咲く櫻花花
短歌のことを語る
花びらも人もざわめく川べりにトランプ並べる恋初々し
短歌のことを語る
ようやくの春を櫻に語りけり貴女もそうなの私はそうなの
短歌のことを語る
夕闇の青の滴を落としけり白鷺城に鷺さえざえと
/短歌


