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短歌のことを語る

乙女らの花より軽き笑い声水面ふるわせ堀を渡れり

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バスを待つ人に隠れてふきのとう振り乱してもいのち延ぶかな

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花筏もろき背水にあづけても仰ぎ観るなむ京の月なら

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な迷いそきみの衣の花筏わが衣手の水にのせなむ 

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ちろちろと馬酔木かんざし雨粒に紅滲ませて宵を待つかな

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三月に生まれて花を愛してる偶然だろうと必然だろうと

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焦がされて土匂い立つ星を踏む纏足の群れそのなかの我

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失って気付く魔法のありがたさ兄の遺品のレンジ止まりぬ

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立ち枯れと思ひし枝を手折るれば緑の背骨を隠し持ちけり

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さがしもの穴から出(いで)し啓蟄やきみのセリフはぐりぐらぐりぐら

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十年を主と篭りしヴァイオリン三弦で弾く荒城の月

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カーテンにあふるる蔓は手を伸ばし何を求めて風に吹かるる

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なばなよりあかるき月の咲く空を猫は何処へ駈けてゆくかな

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「ももいろ」という柔らかきに恋をして鸚鵡となりしクレパスのころ

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瀬に浮かれ酔う人叱るや黒電話あの日のように地の底から鳴る

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乱暴な風に戯るスカートや花咲く裾野は誰ぞ踏ましむ

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飯を炊く女の朝は掌に産みしキューブ放ちて神の眼盗む

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春水面ゆるき流れに言の葉の舟浮かぶるもきみは遠くて

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フライパン温もり冷まさず行く子らの残りラスクに歯を立てている

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梅春の花咲き競う石畳ブーツの足は裏道をゆく