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6月
伊藤 比呂美『切腹考』
大森望,、豊崎由美『村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り! 』
今村与志雄訳『唐宋伝奇集 南柯の一夢 他十一篇』、『飽唐宋伝奇集 杜子春 他三十九篇』
あとは久生十蘭の短編を読んだり、仕事関係の本を読んでいました。怪談の季節前に『唐宋伝奇集 』を読んでいい助走になりました。

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尾瀬あきら『どうらく息子』第一〜十八集(完) 小学館
落語の世界に飛び込んだ関谷翔太を中心にした群像劇。完璧。おもしろかった! たった十八巻で終わった。あんなに、みんなに色々あって、完全に群像劇なのにラストのシャープさに驚きました。題材が落語というのも生きていて、日常触れているロジックとは違うロジック、違う文体ですっすっと物事が動いていって、どの人の「サゲ」にもドキドキしどおしの全十八巻でした。読んだ次の日、道を歩きながらふっと彼ら彼女らのことを思い出して泣いてしまった日もありました。こんなにはまっているにもかかわらず書店でタイ…[全文を見る]

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5月
・東山彰良『さようなら、ギャングランド』
・いとうせいこう、奥泉光『漱石漫談』
・ 石原 千秋、小森 陽一『漱石激読』
・夏目漱石『明暗』
・村上春樹『騎士団長殺し』
5月はそんな風にして終わりました。「美禰子が三四郎を好きになるわけない」みたいな話が「漫談」でも「激読」でも出てくるんですが、そうかなあ、美禰子がちょっかい出したんじゃないかなあ、などと思いながら楽しく読みました。6月は少しさわやかなものを読みたいです。

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インドカレー、タイ風カレー、欧風カレー、おうちカレーの 4 タイプのカレーレシピが載っているということで、とりあえずこの本の通りにやってみよう、まずはおうちカレーから……と思って買いました。

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4 月
・マイケル・シェイボン『ユダヤ警官同盟』
・ティモシー・ヴァースタイネン&ブラッドリー・ヴォイテック『ゾンビでわかる神経科学』
・架神恭介&辰巳 一世『よいこの君主論』
・ジェフ・ポッター『Cooking for Geeks 料理の科学と実践レシピ』
・サイ・モンゴメリー『愛しのオクトパス 海の賢者が誘う意識と生命の神秘の世界』
・臼井隆一郎&高村忠明編『シリーズ言語態4 記憶と記録』(再)
・東山彰良『ラム&コーク』
マイケル・シェイボン『ユダヤ警官同盟』、今頃読んでとってもおもしろかったので、この著者の本を続けて読もうと決めたのにそのことを今の今まですっかり忘れていました。よかった、ここに書き込む習慣にしていて。「読了」キーワード、とても便利です。

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ちょっと離れたところ、具体的に言うと 5km 先にある本屋さんでどさっとお買い物しました。自分の検索のしかたではこういう本にたどりつけないので、書店に行かないと手に入らない。

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3月
・東山彰良『罪の終わり』
・ロラン・バルト『物語の構造分析』(再)
・小川さやか『「その日暮らし」の人類学』
・丸山正樹『漂う子』
・ミラン・クンデラ『カーテン』
・デイヴィッド・ゴードン『二流小説家』
・中島義道『「時間」を哲学する』
・金子兜太『他流試合 俳句入門真剣勝負!』
『他流試合』は新しく文庫で出てたのを昨日新幹線で読みました。おもしろかったよ! ところで『罪の終わり』を読んで何かひらめいてロラン・バルトを引っ張り出したはずなのに、バルト読んでる最中にそのひらめきをすっかり忘れた……というのを今書きだしてみて気づきました。『流』を読み直せば思い出すかも。大したことじゃないはずなのだけど。

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2月
・ミシェル・ウェルベック『プラットホーム』
・フィリップ・K・ディック『アジャストメント』(再)
・臼井隆一郎『アウシュビッツのコーヒー コーヒーが映す総力戦の世界』
・ダニエル・ドレズナー『ゾンビ襲来 国際政治理論で、その日に備える』
・アントニー・ワイルド『コーヒーの真実 世界中を虜にした嗜好品の歴史と現在』

今月は石黒正数『それでも町は廻っている』が完結しましたので、それを読み返すのに忙しかったです。終わっちゃって、晴れ晴れと寂しい気持ちです。あと、コーヒー本は一通り読んでような気がするので大分気が済みました。

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ダニエル・ドレズナー『ゾンビ襲来 国際政治理論で、その日に備える』白水社
「(略)『ホントは、ゾンビなんかいないのよ』と私を安心させてくれた娘、ローレンに」という献辞で始まり、「『国際政治の理論』の著者であり、私の専門分野の大権威であるが、実のところ実際に会った事はないケネス・ウォルツに対しては、ひとこと言っておきたい。マジで、すいません…」という謝辞で終わり、155 頁の本文に対して 50 頁の訳者解説と 33 頁の注がつくこの本が「おもしろかった」ということはとりあえずおいといて、私にちょうど良かった! 「ゾンビは嗜む程度」という私に大変ぴったりで、「ああ、もっとゾンビ映画見よう!」と思えるという、とても素晴らしい出会いでしたの。

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石黒正数『それでも町は廻っている』16巻。最終巻! 一言で「女の子たち」と言っても、ホトリとたっつん、ホトリと福沢さん、ホトリと室伏涼、ホトリと紺双葉、ホトリと静……といろんな二人組が出て来るし、ホトリが関係ない話もあるし、単なる高校生活が複雑に多彩に楽しかった。

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『バック ストリート ガールズ 〜ゴクドルズ〜』(アイドルは儲かると思い込んだ親分の命令で性転換そしてアイドルデビューをさせられた若きチンピラの毎日を綴ったお話)の新しいのを買ってきたよ。『それ町』はまだ出ていなかった。

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読み終わったよエイドリアーーーーーーーーーン!

たったの二巻を読むのに何日もかかった……一頁あたり平均六個のギャグがあり、さらに時折はさまる「このくだりを読む必要はありません」という但し書きによりムキになって細部まで読んでしまうという罠にはまり、数ページ読んでは寝落ち(気絶)を繰り返してやっと読み終わりました。特に何も残ってないけど、笑ったことは笑ったよ☆。

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1 月
・小森陽一『子規と漱石 友情が育んだ写実の近代』
・石原千秋『なぜ「三四郎」は悲恋に終わるのか 「誤配」で読み解く近代文学』
・中島京子『FUTON』
・『明治の文学 田山花袋』
・山田正紀『仮面』
・シュテファン・ツヴァイク『人類の星の時間』
・春日武彦『臨床の詩学』

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田山花袋「少女病」「蒲団」
久しぶりに読んだ。わかいときは「気持ち悪い」とか「ひどい」とか「被害者顔してるけど単なる鬼」とかしか思えなかったのですが、今読むと主人公の一人相撲が憐れなのに特に同情せんでも読み進められるように書いてあるところが技巧的かなと思いました。悪質なアイドルオタクが言いそうなことがきゅっと詰まったこの短編。若い娘さんに向かって「老けた」とか言っているような輩のルドヴィコ療法にぴったりよ。

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架神恭介『もしリアルパンクロッカーが仏門に入ったら』『仁義なきキリスト教史』
『聖☆おにいさん』でブッダがイエスに「あれっ、君悟ってないんだ。悟っておいた方がいいよ」というくだりがあるのですが、あの辺のすれすれギャグがより味わい深いことになりました。やっぱり本はおもしろい方がいいねえ。この二冊は注や解説、参考文献などもわりとちょこちょこ入るので、何ならここから勉強を始めることでもできる、とても夢のある本です。

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山岸凉子『テレプシコーラ』第二部(1)〜(5)読了。あーー、おもしろかった! 六花ちゃんみたいな主人公、大好き〜。この五冊は「LIFE !」でいうところのラスト五分、「オデッセイ」でいうところのラスト十分ね〜。あれだけの第一部を読んだ後だもの、このエンドロールがなかったらおさまらないところでした。満足した。おすすめです!

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山岸凉子『テレプシコーラ』第一部(1)〜(10)読了……お、おおおお、重……。重……ずっしりした読み応え……生きた……。
今夜眠れなくなったらどうしよう! おすすめです!

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ジャスミン・ギュ『バック ストリート ガールズ』(5)
表紙をここに引用したら一発で出入り禁止になるレベル。電車で読めない。へたうったヤクザが親分の命令で性転換してアイドルになるという夢のある漫画。今回は猫ちゃんが大活躍! ちょっぴり不気味な猫ちゃんと出会い、蜜月、そして涙……。その話の直前は痔のお話。痔のお話は二回出てきて……まあ、それはいいとして、とても素敵な漫画です。

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日下直子『ヤマありタニおり』全三巻
折り紙同好会のお話。
名著でした。
「一生分の鶴」に「一生のうちに人が折る鶴の定量」と注がついているところなどが大変、胸に来ました。おすすめです!

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おもしろかった! 主人公が行く先々でぎょっとするほどまずい/まずそうな/危険そうなコーヒーを出されて困惑しながらも真実に近づいているのかどうかわからないうちに横槍がキター! 
…なんていうトーンではなく、自分もその場にいて、すごいおしゃべりな関係者の話を聞いているような臨場感でした。

すごくぎくしゃくと始まって、やっと語り手の調子が出てきたな〜って思ってるといつの間にかクライマックスに突入しちゃってたというのが、主人公のおかれてる状況とぴたっと重なっていておもしろかったです。「ラブ」と「コメ」は常に私たちのそばにあるというお話。