東山彰良『さよなら的レボリューション 再見阿良』
夏休みにぴったりの青春小説を読みました。どったんばったんしていておもしろかったです。好きな女の子に長文メールを書いて、送信直前に仲の悪い姉にチェックしてもらい、いい塩梅に書き直してもらうくだりとか、おもしろかったなあ。欠点だらけの主人公に、欠点だらけの友だち、欠点だらけの女の子。ちょっとかっこいいこと言ったかと思えば「うへえ」っていう事態に陥る人々のお話。途中、主人公が食べそこねた肉まんの描写のせいで今夜は麻婆豆腐になりました。
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東山彰良『ライフ・ゴーズ・オン』
今際の際にいる主人公が、二十三回目の「思い出し直し」にトライ! というお話。語り手=主人公なのですが、あれほどああだこうだ考えていた主人公がいざ口にする言葉の素朴さといったら……。ラスト部分を読んでいたらぐいぐい空が晴れてきて、かーっときてしまいました。おもしろかった。おすすめです。
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兎公が主人公のハードボイルド。ジョニーは復讐の賞味期限について考える探偵だ(兎である)。280頁ちょっとある本の140頁過ぎまでは「どういう体で読めばいいのでしょう……」という迷いが消えなかった。なのに気づいたらはまっちまった。ラストは大変に驚きました。おすすめです!

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東山彰良『路傍』
はは、解説で、おいこら手癖で書いてんな、本気出せって説教されてる。
さらっとおもしろかったわ!
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研究者が書いたにしては突っ込んだ分析がなく、子が親について書いたにしてはねじれてない。すごく淡々としてる。おもしろい。名著だと思う。

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いとうせいこう、奥泉光、渡部直己 『小説の聖典(バイブル) 漫談で読む文学入門 』
いとうせいこうと奥泉光がやっている文学漫談を収録したもので、とても楽しい一冊。小説にまつわるいろいろが大体おさまっているし、両氏の作家としての生々しい話も読めます。渡部直己のふざけた注もちょっと懐かしい感じで良いです。10 年くらい前に出た本を文庫化したものなので、ああ、いとうせいこうはこの悩みを今やのりこえているなあとか、そういった部分もあって複雑な読み応えがあります。
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春日武彦『鬱屈精神科医、占いにすがる』
おもしろかった……! 自己嫌悪はいい暇つぶしであるがゆえに癖になる。繰り返しやってくる鬱屈を自分自身で突き放しつつ、その不幸を混ぜっ返すために占いにすがる。そうかあ。この「占い」に相当する部分に日頃、自分は何を用いているのかなあ。
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おもしろかった! 野枝萌え! ずどん!

https://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0022310/top.html
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綿矢りさ「ウォーク・イン・クローゼット」
なにかきばらしになるようなものを読もうと手にとって、最初の数頁がろくでもなく荒々しくちょっと後悔。でも終盤は思いがけず広々としたところに出て、おもしろかった。じたばたしたスタイルは第一作から変わらず、ちょっとした場面の跳び方が個性的だと思いました。
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円城塔『エピローグ』
まずこれを読むじゃん。それからサスペンスドラマを見る。なんとこれが無類におもしろい! サスペンスドラマってテキストがメインでしょ。するとたとえばより舞台っぽい朝の連ドラと対面したときには間に何か挟まないと応答不可だろうなとか、西村京太郎サスペンスと「マッサン」が出会って恋をするためにはとかそういうことが思い浮かんで楽しいです。
ちなみに、気に入った台詞は「疑問形かよ」です。
(書き損じのため直しまして再度上げたものです)
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第一巻「画伯」。
第二巻「宇宙」。
第三巻「まさし(仮)の闇は深い」。
感動した。感動しそうになるとがつっと挟まれるギャグに作者の「感動させないぞ」という強い意志を感じて。おもしろかった。

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くだらなかった(笑)!
読んでいて負荷ゼロの連続殺人ものという新鮮な事態にとまどいつつ一気に読みました。そして改めて検索してみて、シリーズものであるという事実に行き当たり……まあしかし、それは気づかなかったことにしよう(・∀・)

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トマス・ピンチョン『L A ヴァイス』
(以下、適当に引用)
「ーどうなの、私のこと怒ってるの、怒ってないの?」
「選択肢、それだけか。ちょっと考えるから待って……」
「FBI のあの人たちには、前に一度助けてもらったことがあってね。それで簡単に借りを返せる方法がないかってー」
「どうせそうだよ」ドックは言った。「オレって簡単なんだ」
「やっぱり怒ってる」
「もう収まった。けど、あんた、そういうことは前もって頼んでおくもんでしょ」
「断られるに決まってるじゃない。あなたたちみんな FBI 嫌いだし」
「何だよ、その、オレたちみんなっていうのは? オレ…[全文を見る]
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ドラマ「刑事フォイル」でフォイルが病床のミルナーに「今度持ってくるよ」って言ってた本。むぇっちゃくちゃおもしろかったー。

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夕べ、「ちょっと気晴らしに、一章だけ……」と風呂に持って入って、「一章だけ」なんてわけにはいかなくて長風呂させられ、読了してしまいました。ニラ農家は……テロリストは……そして猫ちゃんは……!!

おもしろかった〜(*´∀`*)。
/本



