素直ないい子もいると思うけど、だったらよけい今後そういうことしないように考えさせなきゃじゃんなと思う。
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くたびれ はてこのことを語る
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「やたら女に教えたがる男いるよね、多いよね」
「いるいる」
「自分を上に置きたいんだよね、あーイヤだ! あ、お姉ちゃん、口紅赤いよ。取ったら? それからナスは体が冷えるから気をつけたがいいよ」
男→女には限らないぞ。
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世の中の恐ろしいこと、不愉快なことの大半は悪気なくなされる。
「こいつの家のまわりを散らかしてやれ、いい気味だ」と思って犬の糞を放置するんじゃなく、放置することが自分にとって都合がいいからするだけだ。
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「叩いた向こうだってもっと痛かったかもしれないよ?」
と純な子どものやさしい気持ちと経験の少ない頭に付け込み、話を終わらせるこのパターンのどこがおかしいのか自覚しないまま大人になり、
「犯罪を犯したほうは被害者以上に傷ついてるのではないでしょうか」
と犯罪被害者に言ってくる人は少なくない。それを考えることの益は再犯防止にあるんであって、人を苦しめる免罪符にならないっつーの。たぶん頭の中で「まだちいさくて分からないんだよ、許してあげなよ」や「わざと意地悪したんじゃないんだから許してあげなよ」などがごちゃごちゃになっている。
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「見たらみんな欲しくなるでしょ、持ってくるほうが悪い」
「喧嘩両成敗。どっちも悪い」
「泣かないの! 泣いてる間は話きけないよ」
「一緒にいたら喧嘩になるならそばにいかない」
「はい、もうおしまい。おしまいって言ったでしょ」
あーもーうるさい、いいから黙れちびっこよ! という大人の都合による決め台詞で育ったみなさんが、本気でこういう理屈に基づいて大人同士の争論を裁こうとするのを見ていると、教育ってすごいなと思う。
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通い猫真澄がうにゃんと鳴きながらやってきた。
煮干し食べてる。
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「お姉ちゃんは妹に尽くして当たりまえ」は末っ子メソッドと名づけました。
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「中ニ女子なんてプロフィールに書いたら変態どもに絡まれて当たりまえ」
「子連れ再婚なんかしたら性虐待が起きて当たりまえ」
「露出が多ければ性犯罪被害にあって当たりまえ」
「ネットに何か書けば絡まれるのは当たりまえ」
↑これを泣き寝入りメソッドと名づけようと思います。
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「文句言われたくないなら見えないところへでやれよ」というのは、一見正しそうだけど、理屈になってないよな。贔屓目に見てやくざの理屈だよな。
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「はー、やっともちのすけが帰ってきた。連日12時近かったけど今日は22時じゃん。今日こそ急いでご飯食べて即刻寝ようぜ」
と思ったら、なんか走りに出かけていまやっと風呂に入っている。
残業マジックで8時くらいに帰ったきぶんになっているに違いない。
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読み返してみて、消毒さんが顔を出したとたん話が収束したのがよくわかった。
やればできるんじゃんな。
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「寝たきりにならないストレッチ」興味が湧きました。
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お兄ちゃん、お父さんを手玉にとって陥落させた女の子は、女子力に自信を持つから劣等感を意識することがあまりない。
田村ゆかりを見ているとこの人はお兄ちゃんとお父さんを陥落させたな、と思う。
こういう人はすねることはあっても、恥かしくて攻撃的になってしまいには泣いちゃうようなことはない。
リーダーシップを発揮することには慣れているけど自分の女子力には自信がもてない人。ツンデレの素養があるのはお姉ちゃんだ。
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釘宮さんのツンデレって、すきな人の前で恥かしさのあまり居直って攻撃的になっちゃってる感じがよく出てる。だからツンのところですでにきゅんきゅん効果ばつぐん。デレで陥落。
あまり上手に恥かしさと決まりの悪さを隠すと、冷たいとか怒ってるとか嫌われてるとか思われるよね。
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妹のニュースその2は噂のトレイシー・メソッドの効果。
「ちょっと触ってみて」といわれて触った腹筋は、腕相撲選手の力瘤のようでした。
「こわい、こわい」と言ったらむっとしていました。見た目は絵画のビーナスっぽくなるそうです。
一方姉は「寝たきりにならないストレッチ」を読んでいる最中です。
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翌日父と阿蘇の峠でお茶を飲みながら話をした。
「きのう鍾乳洞で会った男の人に食事どうかって言われた」
「そいつは変態だ」
「えー!」
「鍾乳洞で知らない女に声をかけるような男は変態」
「はてこがカメラ渡して写真撮ってくださいって頼んだんだよ」
「じゃあおまえのせいだ。おまえ変態女だと思われたよ」
「えー!」
急に声をかけられたと思ったんだけど、向こうは誘われたと思われたんだねえ。
これがはてこの人生ただ一度ナンパ経験です。場所は鍾乳洞で、相手は仕事帰りで、服はツナギ、足元は白いゴム長靴で決めていました。
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「お近くですか」
「いえ・・・生まれがこちらで・・・」
「このあとの予定は?」
「あの、父が五時までに帰って来るように言っているので・・・ごめんなさい」
「ああ、そうですか」
男性は後ろで小さく「こんなツナギに長靴でナンパって言うのもね・・・」と決まり悪そうに笑っていた。彼は何も悪くないのだけど、いまここで灯りが消えたらどうしようと未知の恐怖を感じながら出口に向かった。出口につくなり男の人は早足で立ち去った。
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一人で誰もいない鍾乳洞に入ったことがある。
入り口で借りたサンダルを履いて水をばしゃばしゃはねかしながら奥に進む。
「いまここで電気消えたらどうしよう」と考えて怖くなっているところに人が来た。
薄緑色のつなぎを着て長靴を履いている。心細さの反動で疎遠の親戚に会ったかのようにうれしくなり、カメラを渡して写真を撮ってもらい、出口まで前後に並んで話しながら歩いた。
近所に住む役所勤めの男性で、車に積んだマイ長靴を履いてときどき鍾乳洞に来るのだそう。へー、そうなんですかー、鍾乳洞楽しいですか、と言いながら道々何度か写真を撮ってもらった。鍾乳洞好きの知られざる生活にとても興味が沸いた。と、とつぜん改まった調子で「このあと食事でもどうですか」と言われた。
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妹の頭に恋愛じゃない結婚というのはない、ということが改めてよくわかった午後だった。
/くたびれ はてこ