サントリーホールディングスは、新浪剛史会長が辞任したと発表しました。サプリメントの購入をめぐって警察から捜査を受けたためで、サプリメントの適法性は捜査中であるものの、会長という要職に堪えないと判断したとしています。会社は、新浪会長から8月22日に警察による捜査が行われたとの報告を受け、一身上の理由により辞任したいと申し出があり、9月1日付けで受理したということです。会長は、適法であるという認識のもとで購入したサプリメントをめぐって捜査が実施されたと説明したということです。捜査関係者によりますと、新浪会長をめぐっては、大麻成分を含む製品が海外に住む知人から送られていた疑いがあるとして、福岡県警が麻薬取締法違反の疑いで8月22日、都内の新浪会長の自宅を捜索したということです。送られていた製品に大麻成分の「THC」が含まれていた疑いがあるということですが、警察は国内では規制の対象となっていたことを認識していたかなどを慎重に調べることにしています。日本を代表する財界人の1人が警察による捜査をきっかけに辞任にいたったことは、経済界に衝撃を広げています。(記事の最後にサントリーホールディング記者会見をノーカットで公開しています)
自民党の森山幹事長は「両院議員総会」のあと記者会見し、総会の場で幹事長を退任し、進退を石破総理大臣に預ける考えを示したことを明らかにしました。森山氏は総会で「先の参議院選挙では目標とした結果を残すことができなかった。選挙の責任者は幹事長である私であり、選挙結果の責任をとるべく幹事長の職を退任させていただきたい。私の進退については任命権者である石破総裁にお預けする」と述べたとしています。
自民党の鈴木総務会長は「両院議員総会」のあと、執行部の1人として参議院選挙の敗北の責任を取りたいとして石破総理大臣に辞任する意向を伝えました。
自民党の小野寺政務調査会長は、「両院議員総会」のあと記者団に対し、石破総理大臣に政務調査会長を辞任したい意向を伝えたことを明らかにしました。小野寺氏は「今般の選挙の総括においても、国民の暮らしの厳しい現状に十分寄り添えなかったという点や、現状の物価高対策が国民からの共感を得られるところに至らなかった点が敗因という指摘もあった。政策の責任者の1人として、選挙結果についてしっかり責任を取るべきと考えていた。石破総理大臣から反応はなかったが、私の意思を伝えた」と述べました。
前線などの影響で秋田県では平年の9月、1か月分の雨量に匹敵する記録的な大雨となっているところがあり、川が相次いで氾濫しています。秋田県をはじめ、東北の日本海側などでは今後もさらに雨量が増えるおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に厳重に警戒してください。
2日も東北から九州を中心に午前中から気温が上がり、すでに猛烈な暑さになっているところがあります。関東の内陸部では40度に迫る暑さになるおそれもあり、引き続き熱中症への対策を徹底してください。
自民党は「両院議員総会」で参議院選挙の敗因などを盛り込んだ総括を正式にまとめました。これを受けて臨時の総裁選挙の是非を問う手続きに入ります。