名大など、巨大磁気嵐時のジオスペースのプラズマ圏回復遅延の要因を究明
名古屋大学など5者は、GNSSとジオスペース探査衛星「あらせ」などの観測データを解析し、2024年5月10日に発生した巨大磁気嵐時のプラズマ圏と電離圏の電子密度の時間変化と空間構造の観測に成功したと発表した。
非線形方程式の量子コンピュータ計算を格段に加速する新手法 - 住友ゴムなどが開発
住友ゴム工業は、Quemixとの共同研究の成果として、量子コンピュータによる非線形方程式の計算を指数関数的に加速させることに成功したと発表した。
金大、ペロブスカイト太陽電池の大気下での安定製造と長寿命化技術を開発
金沢大学は、ペロブスカイト太陽電池の大気下での安定製造と長寿命化に成功したことを発表した。
重なって隠れて溶け込んで - シロイカが海中で見せる巧妙な生存戦略とは
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、アオリイカの一種で沖縄では「シロイカ」と呼ばれる種が備えた、環境や脅威に応じて洗練された擬態戦略を駆使する全容を解明したと発表した。
パナソニックと三菱重工、「LUPEX」月面探査車の運転支援システムを共同開発
半導体チップの局所冷却の実現に期待、東大がイオン版ペルチェ効果を実証
東京大学(東大)は11月26日、ナノメートルサイズの微小な孔(ナノポア)内のイオンの流れを利用して、温度を自由に上下させることのできるナノデバイスを開発したことを発表した。
ams OSRAM、次世代LiDAR向け5ジャンクション端面発光レーザーを発表
ams OSRAMは、次世代の自動車向けLiDARシステムのパフォーマンス向上を可能とする5ジャンクション端面発光レーザー「SPL DP91A_5」を発表した。
ヌヴォトン、小型・高出力・長寿命の紫色半導体レーザを量産開始
ヌヴォトン テクノロジーは、TO-56 CANパッケージにおいて業界最高クラスの光出力を実現する「小型・高出力1.7W紫色(402mm)半導体レーザ」の量産を開始したと発表した。
東大とJST、近赤外応答に優れる3系統の金量子ニードルの合成に成功
東京大学と科学技術振興機構(JST)は、特定の金ナノクラスターの高濃度溶液を加熱すると、3系統の針状構造体「量子ニードル」が高収率で得られることを発見したと発表した。
スペースシフト、衛星データ解析AIを用途に合わせて選べる「SateAIs」
スペースシフト、ビジネスや災害対応といった目的に合わせて、衛星データ解析AIを選べる新ブランド「SateAIs」提供開始。
奈良漬が発酵食品だとついに実証! NAISTなどが解明した1000年の謎
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)など3者は、伝統的な漬物の「奈良漬」が、乳酸菌の特殊株による乳酸発酵によって作られていることを初めて科学的に実証したと発表した。
古河電工、パワー半導体モジュールの高性能化を可能とする低ヤング率耐熱無酸素銅を開発
古河電気工業(古河電工)は11月27日、パワー半導体モジュールの放熱板や端子などに活用可能な高い耐熱性と熱伝導性を特長とする低ヤング率耐熱無酸素銅「TOFC」を開発したことを発表した。
超電導リニアの外観検査向け設備検査ロボット、JR東海・パナソニック・スズキが開発
東海旅客鉄道(JR東海)、スズキ、パナソニック アドバンストテクノロジーの3社は、超電導リニアの運行を支える各種機械設備の点検・保全業務の効率化に向けてた設備検査ロボットの試作機「Minervα」を開発したことを発表した。
ST、セルラー接続を支援する新NB-IoTモジュールと開発エコシステムを発表
STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は、NB-IoT無線モジュール「ST87M01ファミリ」として2製品を追加したことを発表した。
透過X線を用いた1画像900nsの高速連続撮影による分子レベルの動態計測手法、東大が開発
東京大学(東大)は11月27日、小型の透過X線(レントゲン)光源を用いて、1画像あたり900nsでの連続撮影を5000枚規模で行うことで作成した動画をもとに、機械学習を活用した解析から試料内部の高分子のミクロな動態の検出に成功したことを発表した。
OKI、高速伝送LVDS規格GVIF/GMSL対応マシンビジョン用インタフェースケーブルを発売
OKIがLVDS規格GVIFおよびGMSLに対応したマシンビジョン用インタフェースケーブル2製品を2025年12月より発売することを発表した。
寄生植物が「仲間」に寄生しない仕組み解明 農業被害の軽減につながる可能性 奈良先端大など
自分以外の植物から水や養分を奪う寄生植物が、同種や近縁の植物には寄生しない「自己回避」の仕組みを解明したと、奈良先端科学技術大学院大学などの研究グループが発表した。寄生植物に取り付かれた植物(宿主植物)は、思うように成長できなくなる。研究グループは、今回の研究成果をもとに農作物への寄生を抑える技術を開発し、農業被害の軽減につなげたいとしている。
ニコン、ロボットアームの2Dビジョントラッキングに特化したロボットビジョンシステムを発売
ニコンは11月26日、ロボットアーム向け「ロボットビジョンシステム」として、2Dビジョントラッキングに特化した新機種「NSE-L-1」の発売を開始したことを発表した。
ENEOS/東農大/名鉄観光サービス、SAFをテーマに探究学習プログラム実施
ENEOS/東京農業大学/名鉄観光サービスの3者が、北海道オホーツクで中学生と高校生を対象とした探究学習プログラムを実施した。プログラムでは、持続可能な航空燃料(SAF:Sustainable Aviation Fuel)をテーマに、地域の農作物や廃棄物を活用する可能性について生徒が考察した。
AMD、HPC向け新GPU「MI430X」を詳説 「次世代AIと科学的発見を推進」
AMD、次世代AI GPU「Instinct MI430X」によってAIや高性能コンピューティングの最前線をどのように前進させているかを詳説したブログ記事を公開。
宇宙飛行士の“業務省力化ロボ”開発へ スペースエントリーと日本低軌道社中
スペースエントリー、民間宇宙ステーションにおけるロボティクス運用利用サービス事業の展開に向け、ISS日本実験棟「きぼう」の後継機開発を進める日本低軌道社中と産業横断協議・連携を開始。
SUBARUが次世代アイサイト向けSoC用に開発したソフトIP、ASIL-Cの認定を取得
SUBARUは、AMDの「Versal AI Edge Series Gen 2」をベースとする次世代アイサイト向けSoCの自社開発ソフトIPが「ISO 26262」認証を取得したことを発表した。
SK hynix、半導体コンセプトのチップスを韓国のセブンイレブンにて販売
SK hynixは11月26日、韓国のセブンイレブンと共同で半導体をコンセプトとしたスナック菓子「ハニーバナナ味HBMチップス(Chips)」を発売すると発表した。
ソフトバンググループによる米国ファブレス半導体メーカーAmpereが買収
ソフトバンクグループ(SBG)は11月26日、米国時間の11月25日付で米国の半導体設計企業Ampere Computing Holdingsの全持分の取得が完了したこと、ならびにそれに伴って同社を完全子会社化したことを発表した。
日本の半導体製造装置/材料メーカーとの協業を強化、imecの新旧CEOが語ったこれからの方向性
imecの社長CEOであるル―ク・ファン・デン・ホヴ氏と次期社長兼CEOが内定しているEVP兼COOのパトリック・ヴァンデナメーレ氏が来日し自社の状況や今後の方向性などについての説明を行った。
TSMCが2nmプロセスの需要急騰を背景に台南にも工場を建設か? - 台湾メディア報道
TSMCが2nmプロセスの需要が高止まりしていることを受けて、新たに台南にも対応工場を建設する可能性があることを台湾メディアが報じている。
パナソニック、周期始動方式のバッテリー自動点検対応の誘導灯を12月1日より発売
パナソニック エレクトリックワークスは11月25日、誘導灯の新製品として「みるだけバッテリーチェック」機能付き誘導灯を12月1日より発売することを発表した。
現場での組み立てや品質検査などの作業を支援するシステム、OKIが東南アジアで販売を開始
OKIは、自社の技術やノウハウから生み出された製造現場における組み立てや品質検査などの作業を支援する「プロジェクションアッセンブリーシステム」を、タイおよびインドネシアで11月25日より販売開始したことを発表した。
天の川の個々の星を再現 - 理研などが最高解像度の銀河シミュレーションが実現
理化学研究所(理研)など3者は、スーパーコンピュータ「富岳」とAIを用い、世界最高解像度の天の川銀河シミュレーションを実現したと共同で発表した。
科学大、レアアースフリーで磁場や磁石も利用しない強誘電モータを開発
東京科学大学は、磁場や磁石を用いない「強誘電モータ」を開発したことを発表した。
富士フイルム、静岡工場の先端半導体向け材料の開発・評価を担う新棟が稼働開始
富士フイルムは11月25日、同社の半導体材料事業の中核会社である富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ(FFEM)が静岡工場に建設を進めていた開発・評価用の新棟が竣工し、11月より稼働を開始したことを発表した。
吉川明日論の半導体放談 第356回 NVIDIAはどこへ向かうのか?
NVIDIAの決算発表は相変わらずの驚異的な伸びで、「AIバブル」を懸念した株式市場は一旦落ち着いたが、その後揺り戻しもあり不安定な動きを続けている。
中国の有人宇宙計画で“初の危機” 「神舟二十号」損傷、飛行士は別の宇宙船で帰還
中国の有人宇宙船「神舟二十号」で、帰還前に窓ガラスに小さなひびが見つかり、宇宙飛行士3人は別の宇宙船で地球に帰還した。中国の有人宇宙計画で初めて起きた今回の事象の原因と対策を詳しく解説する。
2025年第3四半期の半導体企業売上高ランキングトップ20、日本勢トップは12位のソニー
半導体市場動向調査/コンサルティング会社の米Semiconductor Intelligence(SI)が2025年第3四半期の半導体企業売上高ランキングトップ20を発表した。
コケの胞子は宇宙空間でも長期生存可能! 約9か月の宇宙曝露を実施
北海道大学など6者は、モデルコケ植物「ヒメツリガネゴケ」の胞子が実際の宇宙空間で長期間生存できることを初めて実証したと発表した。
ホリバMIRAとティアフォー、自動運転技術の社会実装加速へ協業を開始
英・ホリバMIRAとティアフォーは、英国および欧州における自動運転技術の開発と実用化を加速させるための協業プロジェクトを開始したと発表した。
スパコン速度、米「エルキャピタン」が3連覇 「富岳」は7位維持
スーパーコンピューターの計算速度の世界ランキング「TOP(トップ)500」が発表され、米ローレンスリバモア国立研究所の「エルキャピタン」が前回6月に続きトップとなり、3連覇した。毎秒100京回(京は1兆の1万倍)を意味する「エクサ級」のスパコンは、整備を完了したドイツの1台が加わり、集計上4台となった。理化学研究所の「富岳(ふがく)」は7位を維持。理研は後継機を2030年頃に稼働する計画だ。
火星の大気流出の謎に挑む、双子の探査機「ESCAPADE」 ’27年到着へ
実業家ジェフ・ベゾス氏率いるブルー・オリジンの再使用ロケット「ニュー・グレン」。11月の打ち上げでは、双子の火星探査機「ESCAPADE」を軌道に送り出した。ユニークなミッションの概要を解説する。
ブルー・オリジン「ニュー・グレン」1段目回収に成功 スペースXに続く再使用ロケットの新たな担い手
実業家ジェフ・ベゾス氏が率いるブルー・オリジン、再使用ロケット「ニュー・グレン」1段目の着陸回収に成功。その意義を解説する。
宇宙に飛び出すAMD半導体 米印開発の観測衛星NISARを支える技術とは
米国とインドが共同開発した地球観測衛星「NISAR」には、AMDの半導体技術が盛り込まれている。地球観測を支えるAMDの技術とはどんなものか? AMDのスペース・システム・アーキテクトである、Kenneth O’Neill氏へのメールインタビューをお届けする。
アークエッジ・スペース、タジキスタン政府機関との共同研究に向けた覚書を締結
アークエッジ・スペースは、タジキスタン共和国政府環境保護委員会傘下機関との間で、衛星画像解析を用いた氷河および温室効果ガスモニタリングに関する共同研究を目的とした覚書を締結した。
ENEOSら、日高線廃線跡地で太陽光発電- JR北海道向けオフサイトPPA契約締結
ENEOSリニューアブル・エナジーは11月21日、北海道旅客鉄道(JR北海道)、北海道電力とともに、日高線廃線跡地を活用した太陽光発電によるオフサイトPPAに関する契約を10月31日に締結したと発表した。苫小牧駅や北広島駅などで再生可能エネルギー由来の電力を利用し、CO2排出量削減と「ゼロカーボン北海道」への貢献を図るとしている。
ENEOSリニューアブル・エナジー、セルロース活用の藻場造成で有効性を確認
ENEOSリニューアブル・エナジーは11月21日、2023年から千葉県内房地域で進めてきたセルロース等のポリマー溶液を用いた藻場造成手法の実証において、アラメ藻場の造成に一定の有効性を確認したと発表した。
分子素子実現へ迫る一歩 - 科学大が固体酸化物中で有機分子に配線を実現
東京科学大学は、次世代の低消費電力素子である「分子素子」の実現へ向け、固体酸化物中の有機分子に電気的に配線する手法を開発したと発表した。
TEL、熱処理・枚葉成膜装置の製造と物流を担う子会社の東北新拠点が竣工
東京エレクトロン(TEL)は、開発・製造子会社である東京エレクトロン テクノロジーソリューションズの東北生産・物流センターが竣工したことを発表した。
AMD、宇宙向けSoCに熱性能向上の新パッケージ 最大15年飛行可能に
AMD、宇宙向け「Versal アダプティブSoC」に熱性能向上の新パッケージ技術発表。軌道上での処理能力向上、ミッション期間を最大15年まで延長可能に。
小学校旧校舎の窓ガラスを水平リサイクル - 横浜市とAGCが実証実験開始
横浜市とAGCは、市立二俣川小学校の旧校舎解体工事に伴って発生する廃棄窓ガラスを対象に、水平リサイクルの実証実験を共同で実施することを発表した。
AIが注目する情報を可視化 - 解析結果の信頼性向上への貢献に期待
大阪公立大学は、連星ブラックホールの2つの物理量を推定するモデルを構築し、「アテンションマップ」による注目領域の比較を実施した結果、影響が大きい場合に注目度が高まる傾向を確認したと発表した。
ST、フィジカルAI開発を加速させるマイコン用学習済みAIモデルライブラリを発表
STMicroelectronicsは11月18日、組み込みAIアプリケーションの迅速な試作設計と開発の実現に向けて、STM32マイコン向けに最適化された無償のAIモデル「STM32 AI Model Zoo」に新たなモデルを追加したことを発表した。
GFがシリコンフォトニクス事業を強化、シンガポールの専業ファウンドリAMFを買収
米国のファウンドリ大手GlobalFoundries(GF)が11月17日、シンガポールのシリコンフォトニクス(光電融合)ファウンドリAdvanced Micro Foundry(AMF)の買収を発表した。