OKIのEMS事業部長に前技術責任者の前野蔵人氏が就任 - 求められる連携促進
OKIは4月1日付で、電子機器の製造受託サービスなどを展開するEMS事業のトップに、それまで同社の技術責任者および技術本部長を務めていた執行役員の前野蔵人氏が就任したと発表した。
ホンダ、再使用型ロケットの実験機を用いた高度300mの離着陸実験に成功
本田技研工業(ホンダ)は6月17日、同社の研究開発子会社である本田技術研究所が、自社開発の再使用型ロケットの実験機を用いて、同社初となる高度300mまでの離着陸実験を実施、成功したことを発表した。
重い原子核の形状はアーモンド型、「70年来の定説を覆す成果」と理研など
多くの重い原子核の形状は、これまで考えられていたラグビーボール形ではなく、アーモンドのようにつぶれた形をしていることを理論的に示した、と理化学研究所(理研)などの共同研究グループが発表した。理研は、70年来の定説を覆し、教科書の書き換えにもつながる成果としている。
広島大、ゆらぎを伴う振動でも精密に制御できるアルゴリズムを開発
広島大学は、産業用ロボットなどの制御精度を悪化させる高調波(振動)外乱問題に対し、ゆらぎを含む高調波を精密に観測・補償する制御アルゴリズム「準周期外乱オブザーバ」を開発したと発表した。
英Astroscale、宇宙状況把握ミッション受注 衛星2機で情報収集
アストロスケール英国、イギリス国防省の執行機関・国防科学技術研究所から515万ポンドの契約を獲得。小型衛星2機で重要な情報収集へ。
広島大がシリコン量子ドットLEDの性能を大幅に向上 - 安全な社会実装に光
広島大学は、高い発光量子収率を示す「シリコン量子ドット」を合成して開発したSiQD LEDが、外部量子効率(変換効率)や耐久性などにおいて世界記録を樹立したことを発表した。
浜ホトが光半導体事業の生産能力を増強、本社工場の新棟が完成
浜松ホトニクス(浜ホト)は6月17日、建設を進めていた本社工場の光半導体製造のための新棟が完成したことを発表した。新棟の稼働は2025年12月を予定しているという。
水循環とGHG測定 - 2つの機能を併せ持つGOSAT-GWはどう活躍するのか
6月24日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2019年から開発を進めていた人工衛星「GOSAT-GW」が打ち上げられる。数々の技術が詰め込まれた同衛星について、三菱電機の担当者による説明会の内容も踏まえて解説する。
吉川明日論の半導体放談 第340回 米中対立の狭間で微妙な立場にある孤高のASML
関税合戦に発展した米中の貿易摩擦の中で、注目されている欧州企業がある。最先端の半導体製造に必要なEUV露光技術で唯一無二の存在として世界の半導体市場で独占状態にあるオランダのASMLである。
NXPとクロアチアRimac、SDV向け集約型ビークルアーキテクチャを開発
NXP Semiconductorsは、高性能制御システム専門サプライヤであるクロアチアRimac Technologyと提携し、ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)向け集約型アーキテクチャを共同開発したことを発表した。
村田製作所、マクセルへボタン電池を中心とするマイクロ一次電池事業を譲渡
村田製作所は6月16日、コイン形二酸化マンガンリチウム電池や酸化銀電池、アルカリボタン電池などのマイクロ一次電池事業について、マクセルへ譲渡することを決議したことを発表した。
みんなの思いを乗せて ~ 「みらいⅡ」の進水式に行ってきました!(清水 菜々子)
2025年3月29日に、JAMSTEC(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)と日本科学未来館との共催イベント「海氷を割る! 地球の新たなフロンティアへ ~北極域研究船「みらいⅡ」っ...
TELとIMEC、2nm以降の次世代半導体開発で協業延長 カギは高NA EUV量産適用
2nm以降の次世代半導体開発で、東京エレクトロン(TEL)とベルギー・IMECが協業を5年間延長。カギは、高開口度(NA0.55)EUVプロセスの量産適用。
失敗できない場面ほど失敗しやすくなる“意識の罠”を科学的に実証!
金城大学と中京大学は、最高のパフォーマンスが要求される場面において、正確性を追求する意識の強さに応じ、運動パフォーマンスが段階的に低下する「心と身体の法則」を発見したと発表した。
電気の制御でチョコレートの口どけが変わる? - 広島大が科学的に解明
広島大学と高輝度光科学研究センター(JASRI)は、チョコレートの美味しさを決めるココアバターの「結晶多形」を制御し、美味しい口どけをもたらす変化を促進できることを解明したと明らかにした。
2025年第1四半期の半導体ファウンドリ売上高ランキングトップ10、TrendForce調べ
TrendForceによると、季節的閑散期にあたる2025年第1四半期(1~3月)の半導体ファウンドリ大手10社の売上合計額は前四半期比5.4%減の364億ドルとなったという。
ノリタケとLG化学、車載SiC半導体向け常温長期間保管可能な銀ペースト接合材を開発
ノリタケとLG Chem(LG化学)は6月16日、自動車向けSiCパワー半導体のチップと銅板を接合する銀ペースト接合材を共同で開発したことを発表した。
台湾政府、SMICやファーウェイをハイテク製品の輸出規制リストに追加
台湾経済部(日本の経済産業省に相当)国際貿易局は6月15日、SMICやファーウェイおよびそれらの子会社を含む601の企業・団体を戦略ハイテク物品の輸出管理対象団体リストに追加したことを明らかにした。
日本企業が認識すべきイスラエルリスク
6月13日、イスラエル軍はイラン各地の核関連施設を含む数十カ所の軍事拠点を空爆したと発表した。イスラエルはこの攻撃を「イランに対する先制攻撃」と明言。イランは報復を宣言した。
ソニーがCMOSイメージセンサ向け設備投資を増額、プロセスの微細化を前倒し
ソニーは6月13日、各事業概況の説明動画を公開。そのうち、CMOSイメージセンサを中核とするソニーセミコンダクタソリューションズの事業については、2024年度に売上高、営業利益ともに過去最高を更新したことを明らかにした。
TMH、韓国に半導体製造装置および装置部品の販売・修理を行う子会社を設立
半導体製造装置およびパーツ販売・修理などを手掛けるTMHは6月13日、同日開催の取締役会において、韓国子会社(特定子会社)を設立することを決定したと発表した。
筑波大、2026年にNEC製ユニファイドメモリ型の新型スパコンを導入へ
筑波大学は、2026年2月28日に「ユニファイドメモリ型」を特徴とするNEC製の新型スパコンを導入する予定であると発表した。
大林組とアイシンがペロブスカイト太陽電池の新設置方法の実証実験を開始
大林組とアイシンは、大林組技術研究所にてペロブスカイト太陽電池の実用化に向け、ファスナー取り外し式工法など新たな設置方法に関する実証実験を開始したことを発表した。
GMOサイバーセキュリティ×ワープスペース、宇宙衛星システムで提携
GMOサイバーセキュリティ byイエラエは6月12日、ワープスペースと業務提携契約を締結したことを発表した。
東大、燃料電池の研究開発を加速する自動実験・自律探索システムを開発
東京大学は、燃料電池の生産開発に資する自動実験・自律探索システム「FC-ROPES(ロープス)」を開発したと発表した。
三菱電機、5G-Advanced基地局用の高性能GaN増幅器モジュールを開発
三菱電機は“5G-Advanced”基地局の実現に不可欠となる、高レベルの電力効率を有する7GHz帯GaN増幅器モジュールを開発し、その性能実証に成功したことを発表した。
村田製作所、2012Mサイズで静電容量10μFの車載向け積層セラミックコンデンサを発表
村田製作所は6月12日、車載市場向けに2012Mサイズ(2.0mm×1.25mm)/定格電圧50Vdcにおいて静電容量10μFを実現した積層セラミックコンデンサ「GCM21BE71H106KE02」を開発したことを発表した。
neoAI、生成AIオールインワンパッケージのIntel Gaudi 3への対応検証を実施
東京大学 松尾研究室発のAIスタートアップであるnaoAIは6月12日、同社が提供する生成AIオールインワンパッケージ「neoAI Chat」をIntelのGaudi 3 AIアクセラレーターベースで提供するための技術検証を、Intelと協力して実施したことを発表した。
アジレント、シングル四重極LC/MSシステム「InfinityLab Pro iQシリーズ」を発表
アジレント・テクノロジーは、シングル四重極LC/MSの次世代シリーズとなる「Agilent InfinityLab Pro iQシリーズ」を発表した。
パナソニックがデータセンタ向け冷却ポンプを開発 - 70周年での事業強化
パナソニック くらしアプライアンスは、同社のポンプ事業において、データセンタ向けの冷却ポンプ市場に参入し、次世代型冷却水循環ポンプを新たに開発したことを発表した。
Micron、米国でのメモリ製造と研究開発に約2000億ドルの投資を決定
Micron Technologyは6月12日(米国時間)、米国のトランプ政権と協調して米国への半導体メモリの製造および研究開発に約2000億ドルを投じる計画を発表した。
2025年第1四半期のDRAM市場は前四半期比5.5%減、SK hynixが首位獲得 TrendForce調べ
TrendForceによると、2025年第1四半期のDRAM市場は前四半期比5.5%減の270億1000万ドルとなったという。このマイナス成長の要因は、従来型DRAMの契約価格の下落とHBM出荷量の減少が要因であるという。
半導体製造の塗布・現像工程にかかる電力消費量を減らせ。環境負荷削減を叶えるコータ・デベロッパ開発に迫る
今回は、環境負荷削減を目指してSCREENセミコンダクターソリューションズが取り組む、エネルギー負荷の低いコータ・デベロッパ開発の経緯や効果について伺いました。
米AMD、HPC向けGPU「Instinct MI350」発表 AI分野の展望も
米AMD、新たなGPU「AMD Instinct MI350シリーズ」をはじめ、AIプラットフォームの包括的な展望などを、AI分野向けの自社イベントで発表。
STがシンガポール工場に新型冷却システムを導入、年間2140トンのCO2削減を計画
STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は、自社のパッケージング研究開発およびウェハ・テスト拠点であるシンガポールのトアパヨ工場の冷却インフラをアップグレードする計画を発表した。
脳内の「消しゴム」とは - 北大、記憶の消去活動を担うニューロンを発見
北海道大学は、前頭葉機能検査に用いられる心理学検査「N-back課題」を改変してサルを訓練し、その脳活動をニューロン単位で詳細に解析することで、短期記憶の消去などの操作に関わる神経メカニズムの一端を解明したと発表した。
東大がガラスを従来比100万倍の速さで加工する手法を開発、半導体基板への応用に期待
東京大学(東大)は6月12日、従来手法と比べて100万倍高速で、かつ精密にガラスなどの透明材料を加工できる手法を開発したことを発表した。
VRの飛行体験で高所恐怖症を軽く 「落ちても飛べる」予測を獲得、NICT
バーチャルリアリティ(VR)で低空を自由に飛行する体験をすると、高所恐怖症傾向にある人の生理的、主観的な恐怖反応がともに軽減することを情報通信研究機構(NICT)が明らかにした。脳で「自分の行動により安全な状態に移行できるという予測」をすることが、恐怖を消去する新たなメカニズムとなる可能性が示された。VRが高所恐怖症治療法に使えるかもしれないと期待できる。
条件次第で火星は黄色くなっていた? - 金大が火星の赤い理由を解明
金沢大学は、太古の火星の水環境を模擬した室内実験から、かつての湖沼などの水の塩分が火星表面の色に影響した可能性があることを解明したと発表した。
PCI-SIG、128GT/secの転送速度を実現したPCI Express 7.0を正式リリース
PCI-SIGは6月11日(米国時間)、「PCI-SIG Developers Conference」を例年通り開催し、PCI Express 7.0(PCIe 7.0)のSpecification 1.0がリリースされたことが明らかにされた。
東大とTSMC、先端半導体研究と人材育成に向けたジョイントラボを開設
東京大学(東大)とTSMCは6月12日、先端半導体の研究・教育・人材育成を目的としたジョイントラボ「TSMC東大ラボ」を開設したことを発表した。
半導体製造装置サプライヤ顧客満足度ランキング2025トップ10、日本勢は合計9社がランクイン
半導体業界向け情報プラットフォームであるTechInsightsが半導体製造装置メーカーの顧客満足度調査「Global Semiconductor Supplier Award」に基づく半導体製造装置メーカー顧客満足度ランキングを発表した。
ロボット好きの科学コミュニケーターがボランティアワークショップ「ロボットを動かそう!」を見学してみたのでレポートしたいと思います(Y.Egawa)
みなさんはロボットで遊んだことはありますか? 未来館ではボランティアさんによる「ロボットを動かそう~ロボットを改造して障害物を乗り越えよう~」というワークショップを定期的に行ってい...
日本製鉄、カーボンニュートラルに貢献する鋼材を紹介 ‐ オルガテック東京2025
6月3日から5日まで開催された、次世代のワークスタイルをテーマとした展示会「オルガテック東京2025」(東京ビッグサイト)。本稿では、日本および世界の国と地域から多くのブランドが一堂に集結した同展示会における日本製鉄の展示を紹介する。
2025年6月版スパコンランキングTOP500、米国の「El Capitan」が2連覇を達成
世界のスーパーコンピュータ(スパコン)に関するランキングの2025年6月版(第65回)「TOP500」が6月10日、独ハンブルグにて開催中のHPCに関する国際会議「ISC High Performance 2025(ISC 2025)」に併せる形で発表された。
Micron、次世代AI向けとなるHBM4の主要顧客へのサンプル出荷を開始
Micron Technologyは6月10日(米国時間)、複数の主要顧客に向けてHBMの最新世代となる「HBM4 36GB 12-high」のサンプル出荷を開始したことを発表した
東京工科大がNVIDIA DGX B200を12台接続したAIスパコン構築へ、2025年10月より稼働予定
東京工科大学は6月11日、NVIDIAのBlackwell GPU アーキテクチャを採用した統合型AIプラットフォーム「NVIDIA DGX B200」を用いたAIスーパーコンピュータ(スパコン)を構築し、2025年10月より本格稼働させる計画を発表した。
2025年第1四半期のNAND市場は前四半期比24%減の120億ドルと低迷、TrendForce調べ
台TrendForceの最新調査によると、2025年第1四半期におけるNANDフラッシュサプライヤ5社を対象とした市場規模は、前四半期比24%減の120億2000万ドルと低迷したという。
愛媛県で発見されたオオサンショウウオの化石から抽出されたDNAを解読!
京都大学など4者は、愛媛県大洲市で発見された両生類「オオサンショウウオ」の化石から古代DNAを抽出し、その化石が約4100~3500年前のものであると判明したことを発表した。
大腸がん、5割は腸内細菌関与の可能性 分泌毒素で固有のゲノム変異 国立がん研など
日本人の大腸がん患者の5割に一部の腸内細菌から分泌される毒素による固有のゲノム(全遺伝情報)の変異があったことが国際共同研究で明らかになったと、国立がん研究センターが発表した。世界11カ国で大腸がんのゲノムを調べた結果で、同センターは増加傾向にある若年層の大腸がんの発症に関わっている可能性があるとしている。