ENEOSら、日高線廃線跡地で太陽光発電- JR北海道向けオフサイトPPA契約締結
ENEOSリニューアブル・エナジーは11月21日、北海道旅客鉄道(JR北海道)、北海道電力とともに、日高線廃線跡地を活用した太陽光発電によるオフサイトPPAに関する契約を10月31日に締結したと発表した。苫小牧駅や北広島駅などで再生可能エネルギー由来の電力を利用し、CO2排出量削減と「ゼロカーボン北海道」への貢献を図るとしている。
ENEOSリニューアブル・エナジー、セルロース活用の藻場造成で有効性を確認
ENEOSリニューアブル・エナジーは11月21日、2023年から千葉県内房地域で進めてきたセルロース等のポリマー溶液を用いた藻場造成手法の実証において、アラメ藻場の造成に一定の有効性を確認したと発表した。
分子素子実現へ迫る一歩 - 科学大が固体酸化物中で有機分子に配線を実現
東京科学大学は、次世代の低消費電力素子である「分子素子」の実現へ向け、固体酸化物中の有機分子に電気的に配線する手法を開発したと発表した。
TEL、熱処理・枚葉成膜装置の製造と物流を担う子会社の東北新拠点が竣工
東京エレクトロン(TEL)は、開発・製造子会社である東京エレクトロン テクノロジーソリューションズの東北生産・物流センターが竣工したことを発表した。
AMD、宇宙向けSoCに熱性能向上の新パッケージ 最大15年飛行可能に
AMD、宇宙向け「Versal アダプティブSoC」に熱性能向上の新パッケージ技術発表。軌道上での処理能力向上、ミッション期間を最大15年まで延長可能に。
小学校旧校舎の窓ガラスを水平リサイクル - 横浜市とAGCが実証実験開始
横浜市とAGCは、市立二俣川小学校の旧校舎解体工事に伴って発生する廃棄窓ガラスを対象に、水平リサイクルの実証実験を共同で実施することを発表した。
AIが注目する情報を可視化 - 解析結果の信頼性向上への貢献に期待
大阪公立大学は、連星ブラックホールの2つの物理量を推定するモデルを構築し、「アテンションマップ」による注目領域の比較を実施した結果、影響が大きい場合に注目度が高まる傾向を確認したと発表した。
ST、フィジカルAI開発を加速させるマイコン用学習済みAIモデルライブラリを発表
STMicroelectronicsは11月18日、組み込みAIアプリケーションの迅速な試作設計と開発の実現に向けて、STM32マイコン向けに最適化された無償のAIモデル「STM32 AI Model Zoo」に新たなモデルを追加したことを発表した。
GFがシリコンフォトニクス事業を強化、シンガポールの専業ファウンドリAMFを買収
米国のファウンドリ大手GlobalFoundries(GF)が11月17日、シンガポールのシリコンフォトニクス(光電融合)ファウンドリAdvanced Micro Foundry(AMF)の買収を発表した。
SMICの2025年第3四半期の売上高は前年同期比9.7%増、中国政府の半導体国産化政策が追い風
中国のファウンドリ大手SMICが、2025年第3四半期(7〜9月)の決算を発表した。それによると売上高は前四半期比7.8%増、前年同期比9.7%増の23億8182万ドルとなったという。
ADEKAがEUV向けMOR用金属化合物のプラント新設を決定、投資額は32億円
ADEKAは、高NA EUVリソグラフィプロセス向けMOR用金属化合物のプラントを同社の鹿島化学品工場に新設することを決定したことを発表した。
アクセルスペースなど、衛星の軌道離脱装置に原子状酸素耐性材料を採用
サカセ・アドテック、日鉄ケミカル&マテリアル、アクセルスペースの3社は、人工衛星用軌道離脱装置「膜面展開型デオービット機構(D-SAIL)に、「原子状酸素耐性ポリイミドフィルム(BSF-30)」を採用することを発表した。
ST、車載用電子ヒューズ保護機能搭載のハイサイド・スイッチ・コントローラを発表
STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は、車載用電子ヒューズ保護機能を搭載したハイサイド・スイッチ・コントローラ「VNF1248F」を発表した。
FPGAがもたらすAI時代の革新、AlteraのCEOが示す成長ロードマップ
2025年11月10日にAlteraのCEOであるRaghib Hussain(ラギーブ・フセイン)氏が来日されて記者説明会が開催されたが、これとは別に同紙に個別にインタビューをする機会に恵まれたので、その内容をご紹介したいと思う。
東大がダンスの脳内表現を生成AIで定量的に解明 - ダンス能力で異なる脳活動の差とは
東京大学は、ダンス映像を視聴しているfMRI脳活動データと、音楽から振り付けを生成する「クロスモーダル深層生成モデル」から得た深層学習モデルをもとに、ダンスが脳内でどのように表現されるのかを定量的に解明したと発表した。
AMDとEviden、欧州で2システム目となるエクサスケールスパコン「Alice Recoque」を構築へ
AMDとフランスのITグループAtos傘下の仏Evidenは、欧州で2システム目となるエクサスケールスーパーコンピュータ(スパコン)「Alice Recoque(アリス・レコック)」の構築に取り組むことを発表した。
日立の「再生材マーケットプレイス」は素材メーカーの助け舟になれるか - 高機能素材Week
11月12日から14日まで開催された「高機能素材Week 2025」内にて、日立ハイテクは、再生プラスチックの“売り手”と“買い手”のマッチングをサポートする「再生材マーケットプレイス」を提案した。
エプソン、高精度な抵抗値測定機能搭載16ビットマイコン「S1C17W11」のサンプル出荷を開始
セイコーエプソンは11月19日、低消費電力かつ高精度な抵抗値測定機能を搭載した同社独自の16ビットRISC CPUコアを採用したマイコン「S1C17W11」を開発したことを発表した。
住友化学、台湾の半導体用プロセスケミカル企業AUECCを買収
住友化学は11月20日、台湾の半導体用プロセスケミカル企業であるAsia Union Electronic Chemical(AUECC)の全株式を取得することで同社と合意したことを発表した。
三菱電機、600m先の人も検知できる鉄道向け長距離LiDAR '27年度製品化
三菱電機、600m先の人や障害物を検知できるという、業界初の鉄道向け長距離LiDARを開発発表。「鉄道技術展」に開発品のデモ機を出展へ。
見た目も動きもリアル! 恐竜型メカニカルスーツ、最新の研究もとに皮膚の質感まで再現
「こんなにすごい生き物がいたんだ」と感じてほしい――。そうした思いから、東京都立川市の株式会社ON-ART(オンアート)の金丸賀也(かずや)社長は、見た目も動きもリアルな「恐竜型メカニカルスーツ」のライブイベントを各地で開いている。
STが18nm FD-SOI+ePCMプロセス採用マイコン「STM32V8」を発表、SpaceXのStarlink衛星が採用
STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は11月18日、18nm FD-SOIプロセスを採用したPCM(相変化メモリ)内蔵マイコンの第1弾製品として「STM32V8シリーズ」を発表した。
科学大など、新機構解明でナトリウムイオン電池のボトルネックを解消
東京科学大学と科学技術振興機構(JST)は、「ナトリウムイオン電池」の高エネルギー密度化に資するハードカーボン負極内でのNaクラスター形成とNaイオン拡散に関する新たな機構を実証したと発表した。
鉄道業界で働く人向け、“鉄道×睡眠”の新提案 京セラなど3社が鉄道技術展に出展
鉄道業界で働く人向けに、“鉄道×睡眠”の新提案。京セラ、プラス、BREATHERの3社が「鉄道技術展」に共同出展へ。
NVIDIAの2026会計年度第3四半期決算、売上高・利益ともに過去最高を記録
NVIDIAが11月19日(米国時間)、2026会計年度第3四半期(2025年8~10月期)の決算を発表した。それによると、売上高は前四半期比22%増、前年同期比62%増の570億ドルで過去最高額を更新したという。
IEDM 2025プレビュー 第5回 パワー半導体、2D FET、熱設計分野の注目論文
IEDM 2025では295件の一般講演が行われるが、その中から16件が注目講演として選出され、内容がメディア向けに事前公開されているので、今回はその中からパワー半導体、2D FETプロセス、熱設計分野の注目論文の内容を紹介したい。
「みちびき」L6信号・PoE対応のGNSSユニット、小峰無線電機が鉄道技術展で参考出展
小峰無線電機、新開発のPoE対応GNSSユニットを「鉄道技術展2025」に参考出展。Ethernet接続で長距離伝送と電源供給に対応。
対米投資を進める日本のテック企業、その戦略と選択がもたらすもの
対米投資を進める日本のテック企業の動きには、どのような戦略があるのか。その選択がもたらすものとは?
福島芝浦電子がAI活用のサーミスタ自動外観検査システム - 83%以上の省力化
福島芝浦電子は11月19日、日本IBMとサーミスタ製造工程におけるサーミスタ素子の外観検査認識モデルを開発し、自動外観検査システムの本番稼働を開始したと発表した。
JAXAワークショップ講演レポート:次世代LEO/MEO衛星を支えるFPA技術──Vicorが挑む「宇宙電力の壁」
2025年10月にJAXAが主催する第38回マイクロエレクトロニクスワークショップ(MEWS38)が開催された。Vicorがハイパフォーマンス・コンピューティング分野で培った先進の電源技術を、いかにして宇宙の過酷な要求に適合させたか、その技術的優位性と具体的なソリューションについて詳述する。
AI活用からソニーとの協業まで。クアルコム ISP開発責任者に聞く、画像処理の最新動向
“コンピュテーショナルフォトグラフィ”全盛の今、カメラの画像信号処理を担うプロセッサの最新動向はどうなっているのか? 米半導体メーカー・クアルコムのSoCに盛り込まれる「Spectra ISP」の開発責任者に、クアルコムならではの強みから今後のトレンドまで、気になることを聞いてみた。
FP4対応NPUの搭載で高電力効率かつ高性能でエッジAIを実現するSoCを紹介するDMP - EdgeTech+ 2025
「EdgeTech+ 2025」にてディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は、「EdgeTech+ AWARD 2025 Edge Technology 優秀賞」を受賞したエッジAIカメラSoC「Di1」のデモを行っている。
電通大など、富岳の活用で約1000万ニューロンの仮想マウス大脳皮質を開発
米・Allen研究所と電気通信大学は、日本の基幹スーパーコンピュータ「富岳」の膨大な計算能力を用い、これまでで最大かつ最も精緻で生物物理学的に詳細な「マウス大脳皮質モデル」を構築したと発表した。
市販SoMでもJC-STAR/CRA対応機器開発を容易化することを目指すアットマークテクノ - EdgeTech+ 2025
「EdgeTech+ 2025」にてアットマークテクノは、自社開発の最新ハードウェアのみならず、「EdgeTech+ AWARD 2025 JASA特別賞」を受賞した取り組みである「市販SoM向けのArmadillo Base OS / Armadillo Twin」の紹介などを行っている。
最新のAltera製FPGA「Agilex 3/5」をマクニカが紹介 - EdgeTech+ 2025
「EdgeTech+ 2025」にてマクニカブースでは、Alteraの最新FPGAとなる「Agilex 3/5」を用いたデモは評価ボードなどの紹介が行われている。
Pale Blueが小型衛星用推進機の新製品2種を発表 - 日本独自技術採用製品も
Pale Blueは、小型ホールスラスタ「PBH-100」とレジストジェットスラスタ「PBR-30」の2機種を製品ラインナップに追加することを発表した。
IntelのArc GPUとOpenVINOで画像検査エッジAIを手軽に実現するデモをTEDが披露 - EdgeTech+ 2025
「EdgeTech+ 2025」にて東京エレクトロン デバイス(TED)がIntelブースにて、Core Ultra、Arc GPU、OpenVINOを活用した画像検査向けエッジAIのユースケースを公開している。
小型・軽量・高電力密度の高信頼性電源モジュールをVicorが紹介 - EdgeTech+ 2025
「EdgeTech+ 2025」にてVicorが丸文ブースにて48V電力供給ネットワークを実現する高電力密度の電力モジュールなどの紹介を行っている。
132億年前の銀河に星形成で超高温となった星間塵を観測 - 早大など発表
早稲田大学など5者は、約132億年前の遠方宇宙に存在する銀河「MACS0416_Y1」の星間塵の温度が約-180℃にも達することを確認し、その原因が天の川銀河の約180もの速さで星を生産していることによるものであると共同で発表した。
東レ、リサイクル素材適用のPFASフリー撥水繊維「DEWEIGHT PS」を開発
東レは、寒い日でもぬくもりを感じる柔らかな“パウダータッチ”を実現したポリエステル長繊維テキスタイル「DEWEIGHT PS」を開発したと発表した。
堀場製作所、水電解の共通基盤技術開発に向けたNEDO事業に参画
堀場製作所は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進する事業の一環として、次世代の水電解方式として期待されるSOECの劣化評価技術などの開発を目指す新プロジェクトに参画することを発表した。
東レがサウジアラビアに水処理膜製造工場を増設 - 海水淡水化で水インフラ強化へ
東レは、サウジアラビアに所在する同社子会社のToray Membrane Middle Eastにおいて、海水淡水化用RO膜の新工場を増設し、稼働を開始したと発表した。
ソフトバンク、6G通信向け7GHz帯センチ波の有効性を銀座で実証
ソフトバンク、6G通信向け7GHz帯センチメートル波の有効性を銀座で実証。都市部で良好なエリアカバレッジと通信品質の両方を確保。
「富岳NEXT」、量子スパコン連携により計算可能領域を拡張――理化学研究所が見据える次世代コンピューティングのフロンティアとは
Society 5.0の実現に向けて、業界・業者の垣根を越えてイノベーティブな企業・団体が集うデジタルイノベーションの総合展「CEATEC(シーテック)」。本稿では、2025年10月16日に行われたコンファレンス「次世代コンピューティングのフロンティア ~理化学研究所が取り組む、計算可能領域の拡張~」の内容をレポートし、理化学研究所 計算科学研究センター(以下、R-CCS)の取り組みを確認していく。
どこでもサイエンス 第312回 ワード・パワポにNASAの3Dモデルを使おう
ワードやパワポは、文字、図、写真に加え3Dモデルも使えます。で、その3Dモデルに、NASA提供のものも使えちゃうので楽しいな、結構ユニークな3Dモデルもあるよ、という、今回はそんなお話でございます。
吉川明日論の半導体放談 第355回 IntelとAMDが決算発表、AIを中心に回る半導体業界
少し前であるが、IntelとAMDが例年通り一週間を挟んで第3四半期(7-9月)の決算発表を行った。従来よりx86アーキテクチャー市場での激しい競争を繰り返してきた両社だが、今後の両社の状況はCPU市場の枠組みを超えて、AI市場に広がる。
IEDM 2025プレビュー 第4回 コンピューティング・イン・メモリの注目講演
IEDM 2025では295件の一般講演が行われるが、その中から16件が注目講演として選出され、内容がメディア向けに事前公開されているので、今回はその中からコンピューティング・イン・メモリ分野の注目講演の内容を紹介したい。
クリプトン×産総研、数分で好みの楽曲を発掘できる新サービスを無料公開
クリプトン・フューチャー・メディアと産業技術総合研究所は、毎回変わるオススメの10曲を短時間試聴することで、まだ聴いたことのない楽曲を発掘できる音楽チェックサービス「Kiite Check」を開発したと発表した。
TRC、ペロブスカイト太陽電池の層構造を高精度で解析する新サービスを開始
東レリサーチセンターは、「ペロブスカイト太陽電池」の構成成分を深さ方向に高精度解析できる新技術を開発したことを発表した。
ArmがNeoverseにNVIDIAのNVLink Fusionを統合、AIデータセンターでの選択肢を拡充
Armは、データセンター向けプラットフォーム「Neoverse」を拡張し、「NVIDIA NVLink Fusion」のエコシステムに統合可能とする計画を発表した。