おじさんは蝋を削って蓋置きを作るのがすきなように見えた。「俺ほんとは蓋作る職人なのよ」鉄瓶の蓋を作るのが本業なんだって。蓋置きというものは蓋を支えるところが三点あればどんなデザインでも作れる。おじさんはカエラーとしていつかカエルの蓋置きを作りたいのだけれど、カエル一匹じゃどうにもその三点を見いだせない。「カエル二匹じゃどうですか」「やってみたんだよ。二匹じゃどんなのかわかると思うけど、これじゃ困るって言われて」えー、どんなの?「…交尾してるとこだったんだよ」あー。「でもそれお茶の先生買っていったけどね。面白いっつって。『これは出せないわ~』って言いながら。すきなんだって、そういうの」お茶の先生趣味の蓋置き2万円ご購入で山形を支える活動おつかれさまです。
くたびれ はてこのことを語る
