お話しするにはログインしてください。

|

Tips:行頭を # で始めると、その行は見出しになる。# を複数置くと中見出し、小見出しを作れる。
id:ogajud
連続はてな小説のことを語る

その出会いはまるで航海だった。
勢い口に含んだ 「純米 雪苺娘」はその果実酒じみた芳醇な香りの荒波で混濁とした虚無の底へとちくわぶを飲み込み、そしてその果汁はあたかもセイレーンの歌声のように岩礁へとまた三郎をのせた船を引き寄せるのであった。
三郎は航海の果てに後悔を知ることとなる。