RDR-TA0301 は幻の「DSP 版 ICF-306」なのか? 外観と性能を比較する
Ri-JAPAN RDR-TA0301
2024年3月、ソニー製ラジオが次々と終売になっていくのと入れ替わるように、突如「そっくりさん」が現れました。大分の企業「アールアイジャパン(Ri-JAPAN)」から発売された、ソニーの ICF-P27/ICF-P37/ICF-306 によく似た三つの製品で、「あきばお〜」に掲載された情報によればソニーのものと「同一工場・同金型にて製造」「意匠等、リーガルチェック済」ということになっている異例の「合法類似品」です。
今回このうちの一つ、ICF-306 とそっくりの RDR-TA0301(RDR-TA0301 B…[全文を見る]
放送百年記念企画で21日夜のNHK「ラジオ深夜便」に宇田川清江さんが久々に御登場。選曲も「あの頃の深夜便」という感じで、こんな感じだったなあと思い出す。
今のラジオ番組はわりとふつうに古い曲をかけるけど、あの頃はそうではなく、深夜便は他では聴けない音楽に触れられる貴重な機会だった。大正年間の流行歌や、昭和初期の李香蘭とか、今では深夜便でもかからないかもしれない。
It's a SO似Y そっくりさんはソニー公認?
二ヶ月くらい前にヨドバシ・ドット・コムでソニー製品にそっくりなラジオが見られるようになりました。大分の「アールアイジャパン」という会社の商品です。

RDR-TA0301BK というやつなんか ICF-306 に瓜二つで、写真を見る限り金型の流用を疑いたくなるほど。ラジオにもう力を入れていないソニーから追求されることはないとタカをくくっているのか……。
この商品、他の大手通販店で扱いが無いようなので、どのくらい流通しているのかと思って検索してみた所、アールアイ社直販の他は、あきばお〜ネット本店にあるのを見付けたのですが、そこに驚くべき事実が……。
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ソニーの“名刺サイズ” SRF-R356 も年末の読み通り販売終了となってしまいました。後継製品は出ていません。

終売で値引きがかかっているとはいえ安くはないものの、ソニーのラジオを新品で手にする機会が最後になるかもということで。

安くないといっても売価一万円ちょいです。この程度で「いいものを使っている」という満足感が得られるのだからラジオは安いものです。パソコンなら二十万円はかかりそうだし、スマートフォンは二〜三万円出しても廉価版です。カメラだって高いし、車となると桁がもっと違います。ラジオっていい贅沢だと思いませんか?
しかし近頃は「…[全文を見る]
「ソニーのラジオ」が無くなりそうでたまらない

このところソニーがラジオの品種をどんどん減らしていて恐い折り、メルカードの入会特典増量!! というのを3月にやっていたので、もらえるもんもらってメルカリで ICF-M780N と SRF-R431 を確保しました。
2021年に販売終了となった ICF-M780N はこのままいくと「最後の名機」になってしまいそう。定評があるので贅言は避けるが、一つだけ言っておくと「置くとずっしり安定するのに持ち上げると軽く感じる」。目立たない所だけど重心の取り方が巧いんだな。なかなか優美な音質なので枕元で使う安眠用ラジオの位置に定着す…[全文を見る]
東芝 Aurex TY-ANX2:ラジカセを超えた強火のラジオ+マルチスピーカー
東芝 Aurex TY-ANX2
ラジオの音質は、受信設備の性能によって大きく変わります。電波をアンテナで受け、変調された信号を復調し、音声信号を増幅、スピーカーの振動板が音波を発生させる、といった各段階の全てが最終的な音質を決めます。ラジオとは電波と音響という、はてしなく奥の深いもの二つが一つになった、とんでもないものだということです。
FM をステレオ音声で楽しみたければ、屋根に大きい八木アンテナを揚げ、往年の高級チューナーから、ちょっとした電話台くらいのスピーカーにでも出せ…[全文を見る]
TECSUN PL-880 とデジタル IC 世代のラジオ製造
TECSUN PL-880 は東莞市徳生通用電器製造有限公司が、その創業二十周年を期して2013年末に発売したワールドバンドラジオです。手許では一年ほど前に円安の時勢にしては割安な価格で入手することができました。ラジオライフ誌が「ソニーを超えた」と高く評価するその実力はどうでしょうか。

ソニーに代表される日本のラジオは、自動車と並んで戦後日本の主要な輸出品目となった時期もあり、黄金期ともいえる'70〜'80年代の高級機は今でも世界のラジオマニアからの高い評価を保っています。そんな時代の日本製品に…[全文を見る]
パナソニック AM/FM ラジオ放送受信機 RF-U150A
パナソニック RF-U150A は、前に紹介した RF-U155 の一つ前の機種で、さらに一つ前の RF-U150 からテレビ音声1〜3chの表記を除いた製品です。形状は現行の RF-U156 まで全く同じものが20年以上生産されています。
RF-U150A
RF-U150A はアナログICを可変蓄電器につながったダイアルで操作する純アナログ機で、後継機種がデジタルICをアナログなダイアルで操作するアナ・デジ機になる直前の、アナログ時代の最終機種の一つです。昨年メルカリで入手しました。
左:RF-U150A 右:RF-U155
150と155は機能、音響設計、感度などは…[全文を見る]
ソニーのCDラジオ ZS-RS81BT が終売。後継機の発表なし。ミニコンポもとっくにやめちゃったし、もうコレ系の手頃な音響機器は全然やる気がなさそう。サビシィ。
”名刺サイズ”の SRF-R356 も最近の値動きを見ていると、近いうちに終売しそうな気配がある。単四形電池一本で動く極小ラジオは他に代わりがないので、後継機が出ないとツラい。
そしてこの分野でソニー製品がなくなるということは、世界的な模範、目標になるものが消えるということでもあるので、なおツラい。ソニーって何の会社だっけ……。
日本国内で買える中華謎ラジオ「MTDR17」

Mlabs(エムラボ) MTDR17 は東京の株式会社明珍が日本国内向けに発売した FM ステレオ/AM ラジオ放送受信機です。会社名の「明珍」は「みょうちん(呉音)」ではなく「めいしん(何音?)」と読ませるようです。社名からして謎感満点ですが、中国企業の OEM 製品を主に扱っているようで、2022年からラジオ市場に参入しています。
当初は販路がかなり限られていたようですが、現在はビックカメラ系列やヨドバシカメラなどでも取り扱いがあり、入手しやすくなりました。Amazon ではまだ売られていないせいか、読むと頭が痛くなる…[全文を見る]
ソニー製のラジオ向け片耳イヤホンもはや生産終了して流通在庫のみとなりぬるらし、今やラジオに附属せるもののみあんめり。パナこれより前に同じくなりけり。経済これ無常なるべし。
