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Tips:「返辞」をするときに、「話題」を変えることもできる。
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『一汁一菜でよいという提案』土井善晴
・最後の晩餐に何をと問われたら「おむすび(中味は問わず)と青ネギをこれでもかってくらい散らした麦味噌の味噌汁」と答えるわたしにとっては、違和感ない提案ではある。一人暮らしならこうしてそうな気がするくらい。
・まんなかのほうの、日本文化論、みたいな部分は、あまりわたしにはいただけなかった、かな。なんだか利用されてしまいそうな危うさがある家庭料理論だと思う。素朴な思い出にとどまってればなあ。
・一番の見所は、「繕わない味噌汁」と題された、土井さん一人の時の味噌汁アルバム。ほんと繕ってないわ、勇気出るわー(笑)
・図書館で借りた、帯なしでフィルムかかってる本だったのだけど、これは、帯かけたままでフィルムかけないといけない本でした。そこまでが装丁である旨、その組み立てについて、わざわざあとがきで触れられてるので。本のデザインも大事。

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高見澤俊彦 「音叉」(「たか」は旧字表記)
ようつべネットニュースでうっすら聞いていたが
昨日書店で新刊コーナーに
表紙を見せる形で置いてあるのには流石にちょっとひるんだ
彼は小さい頃から父や兄の書棚を漁り、難解な書物に親しんでいた
雑誌連載のエッセイを読んだ文春の編集者が小説を勧めたそうだ

彼のつくる詞にはどっぷり浸っていたため、文章も違和感なく読めた
筋書きも、おそらくデヴュー当時がモチーフで
こんなふうに進められたらよかったのに、のような感触があった
コンフィデンスだったグループ名を事務所の人間に突然変えられた事実は
ここでは自分達…[全文を見る]

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6 月
・雨宮処凛『非正規・単身・アラフォー女性「失われた世代」の絶望と希望』
・ジャッキー・フレミング著、松田青子訳『問題だらけの女性たち』
・小森陽一編『手塚マンガで憲法九条を読む』
・ダグラス・アダムス『ダーク・ジェントリー 全体論的探偵事務所』
・木原浩勝『九十九怪談 第九夜』
・野矢 茂樹『大人のための国語ゼミ』
・いとうせいこう & 星野概念『ラブという薬』
『大人のための国語ゼミ』と『ラブという薬』は共通点があって、続けて読むことでより盛り上がりました。ゆっくり読むこと、ゆっくり聞くこと、ゆっくり話すことについてじっくり味わえたと思います。「カウンセリングって患者さんの思考のスピードを落とすこと」という星野さんの言葉が印象に残りました。

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『短歌と俳句の五十番勝負』 穂村 弘, 堀本 裕樹
面白かった

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マイケル・オンダーチェ「ディビザデロ通り」
境界線について、のようだが
ところがどっこいどの登場人物の話もいきなり切られてしまうし
突然現れたりする
訳解らんのに最後まで読んでしまったのはひとえに表現の美しさ
詩的表現、読んだことないけどこれが散文詩というものか
と思いをめぐらせていると、作者は詩人でもあったとな
いやぁ私には、今頃の季節の午後から夕方にかけての日差しのようだ

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5 月
・笹原宏之『謎の漢字 由来と変遷を調べてみれば』ー「麵」を「麺」の字体で常用漢字表入りを進めた著者の、冒険もののような漢字めぐり。著者が調べ物をしている間に待たされたお子さんが地面に倒れて泣いていたくだりは笑いました。
・大澤真幸『美はなぜ乱調にあるのか』ー読んでいる間は「うむ。ここまでは理解した」とところどころ頷いたりもしたのですが、まあ、約一ヶ月経って、なにひとつ覚えていないネ。そんなこともある。関連でもう一冊読んだけどそっちはタイトルすら思い出せないので読まなかったということにする。
・アガサ・クリスティー『邪悪の家』…[全文を見る]

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アメリカ人ならだれでも知っている英語フレーズ4000

ノルマを決めてコツコツ毎日少しずつ読んでとうとう読み通した。
頑張ったから明日の朝のトーストはバターを多めに塗っていいぞ俺よっていつも多めか

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「辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦」高野 秀行×清水 克行
・面白かったです!面白くて、すいすい読めてしまい、ついその本や話題について考えるのをやめてしまうので、いかんいかんと何度か本を閉じました
・後書きで高野さんが(文章はうろ覚えです)「様々な知識を得ても、曖昧なまま自分の中にあったものが、読書合戦(や、その準備)を通して、不意に焦点が合うというか、くっきり輪郭を結んで立ち現われることがあった。そして、自分自身の現在地がわかった。歴史という時間軸と、辺境という距離は自分の位置を測る有用なもので、自分の現在地を知るた…[全文を見る]

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『ひつじのドリー』ダーチャ・マライーニ(著) 望月紀子(訳) さかたきよこ(画) 未来社
・イタリア語仲間から借りた本。
・原題直訳は、『ひつじのドリーその他こどものためのものがたり』で、こどものためのファンタジー集。ファンタジーといっても甘くなくて、表題作は、イタリアでは小中高あたりの国語の教科書に載ってるんだそう。星新一みたいな感じ?
・王様の台所出身だが身を持ち崩し、庶民階級出身のなべを妻にした、美しくて階級意識が強い浮気性のなべぶたの話とか、右と左で夫婦喧嘩ばかりしてるエナメルの靴とか、すごい発想。しかもこれ、ちゃんとその持ち主の人生も描かれてる。わたしこのエナメルの靴の話すごく好き。
・こどもが自分で買いにくい装丁というか価格帯というか、なのが惜しい…… 
・おもしろかったので、他の本も読みたいし、そのうち原書に手を出したい。いつかわからんけど。

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「言葉となればもう古し 加藤楸邨論」今井聖
・面白かった
・内容が詰まっていて読むのにすごく時間がかかった
・俳句論、作家論が書かれているはずなのに、どこか爽やかで切ない読後感があります

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『末ながく、お幸せに』あさのあつこ
・『バッテリー』以来に読んだ。書き方に刺があるように感じる文章に懐かしさを感じた。
・正直登場人物のほとんどが暗くてつらかったけど、泰樹のお母さんに救われた。泰樹の両親の結婚に乾杯。
・全体的に萌恵と泰樹の掘り下げが足りない気がして残念。

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4 月
・田村隆一『ぼくの交響楽』……エッセイ集。近所の子どもから借りた『日本歴史図鑑』をたぐりながら自分と戦争とをふりかえっていく「絵本太平楽」が圧巻でした。「大正というのは、すこぶる奇妙な時代だ。奇妙な明るさと暗さがコインの裏面のように表裏一体をなしていた、しかも重みがない。地べたに、コロッと落ちたって、ろくな音をたてそうがないんだな」という書き出しで。
・ミシェル・ウエルベック『服従』……こわかったけど妙に納得。 納得しながら読んだからこわいのかなあ。
・パトリシア・ハイスミス『11 の物語』……短編集。短編集なんだけど、読後感が長編ぽ…[全文を見る]

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「隣のずこずこ」柿村将彦著
おお
あのね、いや、言えないな
うむ

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「応仁の乱」呉座勇一著
面白かった!

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『DASH村からワシが伝えたかったこと 三瓶明雄の知恵』三瓶明雄・太田空真
・図書館で借りた。うっかり読み損なってた。
・田舎暮らしをするにあたっての実践的実際的な知恵(どういう土地をどのように手に入れるべきか、どのくらいのサイズの畑をどのように運用するか、どのようにその土地についての知識と知恵を得、馴染んでいくか等々)から始まって、開拓民としての生活や暮らしの知恵などについてのインタビューが中心。
・DASH村関係の個人名や裏話はほとんどなし。
・炭焼き窯、かまど、五右衛門風呂、味噌、イナゴの佃煮、漬物、ワラジ等々の作り方とか具体的に語っている(ただ映像・画像的な補助は必要かな)。
・ノウハウのインタビュー本なので、端々に、人柄と、自分の故郷であるこの土地と人への愛情や誇りもうかがえて、それが今となってはちょっと胸を刺す。
・とてもよい本なので、再版してほしいなあ。

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「月の満ち欠け」佐藤正午
私には怖い話にしか…

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3月
・國分功一郎『中動態の世界 意志と責任の考古学 』……言語の「能動/受動」という枠組みを対象化し、別の語り方を探ることの価値が示されています。「誰が」「誰に」「……させた/させられた」という、「尋問の文体」では、たとえばハラスメントの問題は乗り越えられない。行為主体あるいは行為の受け手ではなく、出来事を主体として語りあうことで協同の道を拓く。去年の話題作。やっと読めました。おもしろかった〜。
・丸山正樹『龍の耳を君に』……とにかくおすすめ。
・黒田龍之助『外国語を学ぶための言語学の考え方』
・黒田龍之助『チェコ語の隙間 東欧のいろんな…[全文を見る]