[ねこもみ]
ある程度まで親と一緒に育ったはずのおおねこは、なにかふかふかしたものがあるとあるとたいへんによく揉む。
生まれてすぐに捨てられて保護されたこねこは、乳飲み子の頃はボア張りのネコベッドをチューチュー吸いながら揉んでいたが、離乳を若干過ぎたくらいのある時期からぴたりと揉まなくなった。
性格の違いだろうか。

[おおねこ]
スイッチの切れた掃除機を枕にして寝ている。
いつもはあんなに怖がるのに、それでいいのか。

[そりゃそうだ]
「穴あきソールで雨の日でも中に水がたまらない」
という謳い文句の庭用サンダルを履いて水たまりに突っ込むと、ものすごい勢いで浸水する。

[今直問]
おおねこが机の前にはみ出た格好で寝てしまったため、ずれて座って斜めに上体を伸ばさないとキーボードに手が届かない。
腰のあたりからみしとかめきとかそういういやーな感じの波動が。

[おおねこ]
人間のところにやってきて「うーやーん」と一声鳴いたあと、しばらく佇んでから部屋を出て行ってしまった。
いまはゴハン部屋から残ったカリカリを食べる音が聞こえている。
ひょっとしてあれは「飯食うからついてきて見てれ」という意味だったのか。

[ふと思った]
ストリートビューがすでに撮影されている道路そのものが消えたとき、そのビューはどこに行くのだろう。
と、近々ダムに沈む道のストリートビューを辿りながら考えてしまった。
道が消えた後も、何らかの方法で見ることができるといいなあ。

[こねこ]
就寝中の人間を見下ろせる位置に足場があるのを見つけてしまった。
そこからジャンプする技を習得しないことを祈る。

[今見テ（録画）]
「地獄があって便利」「地獄に騙された」「地獄こたつ」。
字面だけ見るとものすごいことになっている。

[おおねこ]
ありったけの毛布を集めた真ん中にもっすりと埋まって、ぷうぷういびきをかいている。
幸せな休日。

手近なおおねこをわしゃわしゃしたら、深いため息をつかれた。
そんなにいやか。

[今までに見かけたことのある農産物単品目宅急便]
・トマト
・桃
・梨
・りんご
・いちご
・ぶどう
（任意の農産物）狩りの戦利品を自宅発送するサービスのようだが、思ったよりいろいろある。
他にも出てきそう。

しばらくのつもりで横になったら熟睡してしまった。
目が覚めると、上にねこたちが2匹とも乗っていた。

[おおねこ]
着る毛布をよくたたんでフッカフカのクッション状にしてみたところ、ちょっと足を乗せてみただけで「なんか違う」という顔をして降りてしまった。
どうやら厚みがあって登りにくいのと、柔らかすぎて足元が安定しないのが気に入らなかったようだ。