好きだとか大好きだとか言えるのに齢をとるほど「入れて」が言えない
ネットのおかげで好意を素直に伝えやすくなったけど、逆に群れのなかに入ることが難しくなっている
という大意です^^
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好きだとか大好きだとか言えるのに齢をとるほど「入れて」が言えない
ネットのおかげで好意を素直に伝えやすくなったけど、逆に群れのなかに入ることが難しくなっている
という大意です^^
そこここに残る鱗粉拭き上げてあけ放つ窓蝶は発ちたり
アイロンの台張り替えてみたりするふたりぼっちの新学期かな
草摘みて餅を代わりに包みけり灘に生まれて灘で逝きぬ
白き花祭りの絞りのようにして刻とツメクサ果つまで遊びぬ
五分咲きののどかさをも突き抜けて運河を白いアメンボのゆく
嬌声をあげているらしチューリップ花のいろはきいろくて
落ちるとはおもはずにいて薄絹に触れし指の疼く陽だまり
ジャムパンのカタチが苺だったことやっと気づいた2015
週末も年度末もヒトゴトの女にもあり桃の節句
のこり福七割引きの靴と待ついかなごの匂い花朝月夕(かちょうげっせき)
鳥を見て魚であるとひとり言うための言葉を拾いあつめる
花咲いてふたりに戻ってどこへいこう大地の揺らぎを忘れ得ぬまま
鍋囲むひと三人のそれぞれに違う言語で発する信号
バク進とバク睡だけで生きている生きもののよこで生きています
いきものの線もてあそぶそれだけで終わってしまった手編みのマフラー
アンテナを羊歯の葉先のようにして噛みくだしている家族の食卓
まだ春も味噌も浅き汁なべに雛抱くように豆腐はこびぬ