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Tips:ルビ記法:[文字(もじ)]の様に書くと文字もじとふりがなになる。
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整然とならぶ日めくりめくり来ぬ神のみぞ知るイエローの数

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枯れ花をひとつのこして過ぎ行けり眠る地車(だんじり)駆けるサンダル

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意味を問う愚かさたしかめるための一日三錠まほうのキャンディ

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ぎやまんの切子ガラスはカテドラル祇園囃子は天から届く

(初夏 京都三条のカフェ)

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待ち人と橋渡るきみ車窓から追い越してゆくただ我が家へと

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扇風機の翅のいろして秋は来ぬ繋ぎとめるのは光だけでいい

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波がしらひとつ立たねど茅渟の海ワールドワイドに針は立ちおり

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秋しぐれ平和と知恵の方角に迷ったままで日の明け暮れり

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理と情を一粒にして鉱石は燃え立つような衣のなかに

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何百の暮らしかさなる塔の下ねこ一匹居ぬねこの額

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花柄を産着にされし子の帰省シャツに花咲き靴に花咲く

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破られることなき調和を卓に置くコーヒー食パンあさの言の葉

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沁み出してくる思い出も尽き果てて痛みかただけ残る乳房よ

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鼻歌をウェブに流せぬつぶやきを倍音にするパラボラアンテナ

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錦秋の山よりあかい胴裏やひと針ひと針秘匿にときめき

まだ縫ってないけど、きっとそうだなー というw

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すっぴんで走り出しそうなクッキーは十年かかった夢のカタチ

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連れだって海へ光を運びける釣竿のひと犬をひくひと

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爆爆と鳴る秋風や川面なら夢でなんども飛んでいるけど

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秋空に閑を得て煮る無花果や今年初めてそして最後の

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十年で召喚されし記憶らはそれぞれちいさな渦を秘めをり