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Tips:ルビ記法:[文字(もじ)]の様に書くと文字もじとふりがなになる。
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鏡面を破砕され尽くすには足らないものを乞い青嵐さる

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脆弱を逆手にとるよな貌(かお)をして張りつめている窓に新緑

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噛まないでくれと言われた帰りみち吸血鬼なら虫歯と無縁か

季語:吸血鬼(夏) ←うそ

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それぞれの呼吸をしている花の群れ空っぽな居間たっぷりの珈琲

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踊り場で背をおしあげる風を待ちカフェオレ冷めぬさつきのつきぬ

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鎮まりぬ鳩もベンチのサラリーマンもシャッター通りを抜けた夕陽に

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北山はうすみずいろのパレットにバルビゾンの緑を揃え

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細胞は分かたれてゆくせつぼうとぜつぼうの距離測りながらも

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豊穣な大地の色は五月雨の攻撃破るストレートフラッシュ

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クリームの渦追いかけるのとスプーンで角砂糖の溶けるのがすき

[どうでもいい]

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長調で復活の呪文舞ひにけり影よりもくろく風よりもかろく

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シャッターは深度を探すもみじ手のかさなり破り来たるものの

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青あらし留まるものなどあるものかたんぽぽは這ってでもゆく

すみません、などなどになってたので再アップしました><

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助手席に置き忘れたのは小人の仕業マリークワントの花のパレット

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陽光と緑と土の絨毯に呑まれて眠る鴨とわたしと

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三寸の水に今日も溺れをりいしがめの名をベッカメといふ  

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山の手の萌黄に光る神獣やわれに問ひけり「おまえどこ中」

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睡蓮に息をひそめる草草や皐月の水にも幡はたなびき

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はじまりとおわりのみえない腸管は花壇の向こうで息づいている

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ふたがれて思ひだしをり白昼にかつてあった腕かつてあった肢(あし)