バイセクシュアルだと言っていた一人息子のアレックスから、ある日、「自分はノンバイナリー。男でも女でもないし、男でもあり女でもある」と打ち明けられた母・アミア。
理解したい一心から、ジェンダーやLGBTQ+の学びを始めるが…。
混乱、悩み、行きつ戻りつの奮闘の日々の先に、子供とそのパートナーや夫との関係にも新たな変化が…。
ジェンダーマイノリティをめぐる、世界の動きにとまどう親世代の本音をリアルにつづって、共感必至!
【目次より】
この本を開いてくれたあなたに/LGBTQ+を理解するための基本的な用語解説/はじめに/
第1章 カミングアウトは突然に/第2章 私には勉強が必要だ!/第3章 ありのままのあなたが美しい/第4章 何がなんでも愛してる/第5章 親にもアライが必要だ/第6章 ノンバイナリーの仲間との出会い/
アレックスからエスカへーー私たちのノンバイナリー協奏曲
【著者プロフィール】
アミア・ミラー/Amya Miller
1966年、日本生まれ、東京と北海道育ち。ゴーシェン大学で社会学を学ぶ。卒業後は日本の民間企業や駐日米軍、FBI、アメリカ大使館などで通訳者・翻訳者として活動。2011〜20年、東日本大震災のボランティアをきっかけに陸前高田市の海外広報ディレクター、特別顧問に就任する。現在はフリーランスのライターとして活動。
著書に『TSUNAMI:Our Shock,Pain,and Resilience』(戸羽太(前・陸前高田市長)共著/TRANS PACIFIC PRESS)など。
本書は初めて日本語で執筆した書き下ろしエッセイとなる。アメリカ・シアトル在住。
LGBTに関する議論から取りこぼされてきたものがある。
それが「アセクシュアル」「アロマンティック」などのセクシュアリティだ。
アセクシュアルとは「他者に性的に惹かれない」という指向で、アロマンティックとは「他者に恋愛的に惹かれない」指向をいう。
私たちは「誰しも他者を恋愛的な意味で『好き』になったり、性的な関係を持ちたいと思ったりするはずだ」という前提で日々を過ごしがちだが、そういった思い込みは彼らの存在を否定することになる。
本書ではアセクシュアルやアロマンティックの人々の経験や置かれている状況、歴史、そして関連する用語や概念を詳細に解説する。
松浦優(まつうら・ゆう)
一九九六年福岡県生まれ。
九州大学大学院人間環境学府博士後期課程修了。
博士(人間環境学)。
九州大学大学院人間環境学研究院学術協力研究員。
専門はクィア・スタディーズおよび社会学。
共著に『フェミニスト現象学:経験が響きあう場所へ』『アニメと場所の社会学:文化産業における共通文化の可能性』『恋愛社会学:多様化する親密な関係に接近する』『入門・家族社会学:現代的課題との関わりで』。
【目次】
はじめにーー「好きになる」とは
第1章 アセクシュアル/アロマンティックとは何か
第2章 Aro/Ace の歴史
第3章 Aro/Ace の実態調査
第4章 差別や悩み
第5章 強制的性愛とは何か
第6章 セクシュアリティの装置
第7章 結婚や親密性とセクシュアリティの結びつき
第8章 Aro/Ace の周縁化を捉えるために
第9章 Aro/Ace のレンズを通して見えてくるもの
おわりに
人類史に例を見ない250年にも及ぶ長期平和を維持した江戸。その裏には「江戸システム」という持続可能な資源循環システムが息づいていた。一元主義的な西欧型資本主義が破綻しつつあるいま、世界が江戸の多様性に注目している。「2020年東京オリンピック以降のグランドデザインは江戸にある」と断言する著者が、一本の長い時間軸を引いて、史実を忠実に検証する。
人類史に例を見ない250年にも及ぶ長期平和を維持した江戸。
その裏には「江戸システム」という持続可能な資源循環システムが息づいていた。
一元主義的な西欧型資本主義が破綻しつつあるいま、世界が江戸の多様性に注目している。
「2020年東京オリンピック以降のグランドデザインは江戸にある」と断言する著者が、
一本の長い時間軸を引いて、史実を忠実に検証。
明治維新政府に全否定され、土深く埋まったままの江戸を掘りおこし、
引き継ぐべきDNAを時代の空気と共に初解明する。
創業記念企画全20巻中第18巻目。奥本大三郎氏のわかりやすい翻訳、原書にはない写真、イラスト、脚注、訳注を充実。今巻は星座にまでその名が記されるほど民衆の想像力を駆り立ててきたサソリの生態。
全20冊分冊中第19回配本。ミノタウロスセンチコガネとウシエンマコガネという近い仲間であっても、大きく異なる生態をもつ糞虫の暮らしを描く。訳者のコレクションから原寸大の標本写真も掲載。
絶対的存在あの、5年ぶり待望の写真集。
「いま」の空気を体現するアーティストとして、若者世代だけでなく現代のポップアイコンとして認知度を拡大し続けている“あのちゃん”。
そんな彼女の「いま」を見つめる、5年ぶりとなる写真集です。
本作の撮影を担当したのは、写真界の芥川賞と言われる『木村伊兵衛写真賞』を2015年に受賞し、あのちゃんとは公私共に交流のある川島小鳥氏。
撮影地は新潟県佐渡島。佐渡島ならではの自然と建物の中で見せる”あのちゃん”の表情・姿を収めた1冊です。
【撮影中のあのの手記より抜粋】
たらい舟でフグやクロダイみれた。
5年前、小鳥さんとの撮影で花火をした。それも写真集。
あれから5年が経ち、最後、花火をした。
別に何も変わらないけど、
あの日、髪の毛が燃えた。
今日は、フードで燃えなかった。少し成長した。
「YOU&愛Heaven」を海辺で弾き語りした。
波の音にかき消されまいと歌をうたった。
僕の声はどでかい海とその波の音に吸い込まれてった。
まだまだでっかくなる。
でっかくなれるんだ、と少し嬉しくなった。
【編集担当からのおすすめ情報】
個性ある海や山などの自然、廃ホテルやたらい舟、温泉など画になる場所も多く存在する佐渡島。
そこで、“あのちゃん”のイメージを体現する衣装から、意外性のある衣装まで、全19着で魅せる「いま」のあのちゃんは、必見です。
地政学リスク、パンデミック、エネルギー危機、物流問題、気候変動……
「予測困難」を克服するサプライチェーンを確立する!
利益創出の鍵はレジリエンス
外部からのシグナルをセンス(検知)する。そして、そのシグナルをもとに今度は社内でピボット(適応)させる。変化により適合するようにその場その場で計画と戦略を適応させるのである。それと同時に、デジタル化や自動化の能力を高めることで適応スピードと効率の向上が図れる。混乱に負けずに利益を創出する「最強のサプライチェーン」を作り上げることはここから始まる。
原著序文 混乱に負けず利益を創出する「最強のサプライチェーン」
第1部 オペレーション戦略を変革する「5つの方程式」
第1章 変化の激しい世界に求められるレジリエント・オペレーション
第2章 方程式1 供給基盤の強化:供給危機に対するレジリエンスを獲得せよ
第3章 方程式2 顧客価値起点のオペレーション:需要危機に対するレジリエンスを獲得せよ
第4章 方程式3 新しい働き方と多様性の活用:レジリエントな組織を構築せよ
第5章 方程式4 人間の判断力と人工知能の組み合わせ:レジリエントな経営脳を強化せよ
第6章 方程式5 サステナビリティによる武装:あくまで長期的なレジリエンスを確保せよ
第7章 戦略に対する「5つの方程式」の適用
第2部 戦略から実行へ:「5つの方程式」の実践
第8章 サプライヤーとの協働で供給危機に対するレジリエンスを構築せよ
第9章 顧客のためのオペレーション体系をつくり上げ需要危機に備えよ
第10章 「スキルの経済」を高め、レジリエントなチームを育てよ
第11章 テクノロジーの可能性を解き放つ、学習と共有、そして協働
第12章 サステナビリティを受け入れて長期的なレジリエンスを確保する
第3部 展望:将来のシナリオに適応するためのレジリエンスの活用
第13章 不都合で不確実な将来シナリオ
第14章 「5つの方程式」に関する事例研究
第15章 数々の変革事例が示した共通の「勝ち筋」
第16章 オペレーション変革の前に向き合うべき「問い」
極地、深海、砂漠などの辺境は、人類から見ると「特殊で過酷な場所」だが、地球全体でいえばそちらのほうが圧倒的に広範で、そこに棲む生物はタフで長寿。「一見生きにくそうな世界も、そこに棲む者にとっては都」「“弱肉強食”は、生物の個体数が多い地域の特別なルールでしかない」など、辺境生物を知ると、我々の常識は覆され、人間社会や生命について考えることがどんどん面白くなる。辺境生物学者である著者の科学的冒険を辿りながら、かたい頭をやわらかくする科学エッセイ。
死を知らない虫が死んだふりをする?
虫に「死」という概念はあるのでしょうか。死んだふりをする虫がいますが、「死」を知るはずのない虫がなぜ死んだふりをするのか…ファーブルは疑問に思います。自らの実験でそれを確かめた結果、さて!
おいしいごはんが世界を変える!
職場と自宅の往復で晩ごはんといえばコンビニ弁当が定番の冴えない毎日をすごしていた愛子。それがある日、風変わりな隣人・珠子と知り合って世界が一変! 最初は珠子の胡散くささに戸惑っていた愛子だけど、いろんな国のおいしいごはんを作って食べさせてくれる珠子にいつしか胃袋をつかまれて──!?
●英語は得意なだけでは、グローバルプロジェクトは進まない!?
●日本企業が陥りやすいマネジメント機能不全の落とし穴とは何か
国際競争にさらされる日本企業・日本人が取り入れたいマネジメントの勘所にせまる1冊!
世界の時価総額ランキングから日本企業の数が減り、残念ながらいまの日本は、国際競争力が高いとはいえない状況に陥っている。それでも、国内市場も頭打ちの環境で、多くの企業が海外を視野にプロジェクトという形で新しいチャレンジを行っている。
こうしたプロジェクトの成功に奇策はない。当たり前のことを当たり前に実施するのみ。
しかしながら、手段が目的化し「何のためにやっているのか?」となるプロジェクトも多いのが現状だ。本書では、マネジメントの基本に立ち返りながら、競争力を生み出すためにどのようにプロジェクトを選択し実行すべきなのか、様々なプロジェクトに携わった実体験から、著者がエピソードを交え解説する。
第1章 日本の国際競争力の現状
1.1 現場感覚とマクロでみる日本との間の違和感
1.2 日本の労働生産性が低いという結果をどうとらえるか
1.3 世界の中での日本の競争力
1.4 国際競争にさらされる日本企業
1.5 勤勉な日本人というステレオタイプ
1.6 日本人は幸せなのだろうか
1.7 すでに起こった未来
第2章 競争力を失いつつある日本企業の課題
2.1 誰の課題なのか
2.2 そもそも企業の目的とは
2.3 マネジメントの機能不全に陥る日本企業
2.4 マネジメントが苦手な日本人の傾向
第3章 成果をあげる組織
3.1 そもそもの組織の存在意義、目指すべき姿は何か
3.2 それは本当にいまやるべきことなのか
第4章 グローバルでのプロジェクト遂行について
4.1 プロジェクトマネジメントについて
第5章 多様性のマネジメント
5.1 基本姿勢
5.2 コミュニケーションマネジメント
第6章 変革のためのマネジメント
6.1 変革のマネジメントの必要性
6.2 変革の障壁
6.3 変革のステップ
第7章 グローバルプロジェクトにおけるリーダーシップとは
7.1 リーダーシップとは何か
7.2 リーダーシップの種類
7.3 グローバルプロジェクトでのリーダーシップ
7.4 リーダーシップを発揮する者
7.5 リーダーシップの開発
第8章 日本企業で輝くグローバル人材について
8.1 グローバル人材の要件
8.2 グローバル人材の育成について
8.3 グローバル人材の真の問題
多くの異論や懸念にもかかわらず国会で強行採決された「特定秘密の保護に関する法律」-通称「秘密保護法」が施行される。この「秘密保護法」は、誰が、何の目的でつくったのか。法に違反したらどんな裁判が行なわれるのか。そもそも「特定秘密」とは何なのか?本書は、秘密保護法の内実とそれがもたらす影響について、刑法学の見地、知る権利との関係、憲法との整合性など多様な視点から概説する。
世界中の一般家庭を訪ね歩き、食卓を共にした旅の記録。ごはんを作ってもらって一緒に食べることから見える、生きた世界のかたち。
第34回小説すばる新人賞受賞作。
シャチと人間、種を超えた愛と絆を描く、感動の海洋冒険小説!
【ミッション】
世界環境を救うべく、シャチを訓練して海底に沈んだキャニスターを回収せよーー。
海洋研究所で働くイーサンに、国際バイオ企業から依頼が入る。間もなく、捕獲された仔シャチ・セブンが到着。さっそく訓練を開始すると、セブンは人の意図を理解し、驚異的な能力を発揮していく。だが、事態は一変し……。
永原皓(ながはら・こう)
1965年、長野県生まれ。中央大学文学部卒業。2021年、『コーリング・ユー』で第34回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。
生命の誕生した楽園である水中を追われ、過酷な陸上に避難した哺乳類の先祖たち。彼らはどのように環境に適応し、どうしてここまで繁栄できたのか? その秘密は「乳」というシステムにあった。生物の歴史を丹念にたどり、哺乳類、そして人という生き物の本質に迫る。人が生物の頂点に達するまでの壮大な進化の物語。(ブルーバックス・2015年1月刊)
はじめに
第一部 遺伝の仕組みにあった進化の根源
第一章 有性生殖を可能にした進化
第二章 有性生殖と遺伝的多様性
第三章 進化の仕組み
第二部 新天地を求めた動物
第四章 水中から陸上へ移動した生物
第五章 陸棲がもたらした進化
第六章 鳥類で見られる進化
第七章 哺乳類で見られる進化
第三部 進化の究極──乳腺と泌乳
第八章 乳の進化
第九章 乳腺の進化
第一〇章 泌乳制御の進化
第一一章 進化はヒトに何をもたらしたか
おわりに
世界について、人間について展開されてきた西欧の思考空間には限界があったのか。表象への傾き、理性との間合いの取り方など、人間の思考に掛けられたそれらの「鍵」をフーコーはどうやって解こうとしたのか。歴史の言説分析から「合理性」の型の多様さを描き出し、思考の臨界点に挑んだ「知の考古学者」が到達した地点とは? 旧版に付して長大な序文を書き下ろした、著者渾身のフーコー論。
序 文 ある知識人の肖像
序 章 本論のための道先案内
第一章 フーコーの望遠鏡
第二章 変貌するエピステーメー
第三章 外の思考
第四章 権力と主体の問題
5巻では私たち日本人にも身近なセミとカマキリが登場します。セミの雄が大声で鳴くのはなぜ? またカマキリの雌が交尾した後に雄を食べてしまうのは本当か? 昆虫の不思議に果敢に迫ります。
「この本では、生物の形態を、一般にヒトがどう考え、どう取り扱うかについて、私の考えを述べた。いままで、形態そのものを扱った本は多いが、こういう視点の本はないと思う。」
生物の形に含まれる「意味」とはなにか? 形を読むことは、人間の思考パターンを読むことである。解剖学、生理学、哲学から日常まで、古今の人間の知見を豊富に使って繰り広げられる、スリリングな形態学総論。ものの見方を変える一冊!
文庫版によせて
はじめに
1 自己と対象
2 形態学の方法
3 形態とはなにか
4 対応関係ーー相同と相似
5 重複と多様性
6 純形態学
7 機械としての構造
8 機能解剖学
9 形態と時間
10 形態の意味
なぜ生命は「多」を求めるのか?
遺伝、発生、進化の基本から最先端生命科学の肝まで、トップランナーが明快に解説する驚異の入門書
なんで地球にはこんなやたらに生き物がいるんだろう?
遺伝、発生、進化……なんでこんな複雑なシステムができたんだろう?
それには深いわけがある!
「多様性」をキーにして、DNA組換えやエビジェネティクス、進化や発生の原理など、最先端生命科学のキモを明快に解説。さらに、いま注目の新技術「CRISPR」や非コードDNAの科学的意味がジャック・デリダの思想と響き合うことの発見まで、最新の生命像と現代思想との共鳴させながら、根源的な「多元性」の原理へと読者を誘う。
【本書の内容】
第一章 地球生命史と生命多元性
第二章 DNAから考える
第三章 究極的目的から考える
第四章 「個体」と「発生」から考える
第五章 生命の多元性、人間の多元性
第一章 地球生命史から考える
第二章 DNAから考える
第三章 究極的目的から考える
第四章 「個体」と「発生」から考える
第五章 生命の多元性、人間の多元性
LA(ロサンゼルス)に渡った映画研究者が、「食」を通して考えたアメリカ。
料理本批評エッセイ『食べたくなる本』で話題を呼んだ著者による、
ユニークな食生活エッセイ&体験的都市論。
書評家の三宅香帆、小説家の原田ひ香も推薦。
文庫版限定でLAフードのレシピも特別収録。
「スロー対ファスト」とか「オーセンティック対リミックス」というような、
私自身これまで少なからず囚われてきた対立構図がある。
LAの食には、それを軽々と超える自由闊達な生命力があるようにも思えた。
「多様性」とは何か、それをいま、どう擁護しうるか。
こんにち最も切迫したこの問いに対する貴重なヒントを、
私はここでいくつも得ることになる。(本書「まえがき」より)
【目次】
なぜアメリカへ?
LAフリーウェイとIN-N-OUTバーガー
季節のない寿司
ゲリラ・タコス
カナダの自然食
ヴェニスのエキゾティシズム
ジョナサン・ゴールド
USC
「映画と牛の関係について」
LAの友人
記憶の襞
多様性と画一性