●エイズ問題に取り組む国連機関が制作したフォトブック。アジア太平洋地域各国のHIV(エイズウイルス)感染者20人のポートレートと語りで構成。日本では語られない、見えないエイズの現実がここにある。
●スリランカ、パキスタン、カンボジア、インド、日本、ベトナム、中国、韓国、ネパール、インドネシア、パプアニューギニア、バングラデシュ、モンゴル、オーストラリア
……全14か国のHIV陽性者たちが登場します。
エイズが世界に広がっている
この病は、もの言えぬ弱い立場の人々を襲う。
人間の無知が、人間のおごる気持ちから生まれる差別が、
HIV(エイズウイルス)に感染した人々の姿を見えにくくする。
それでも人々は絶望を超えて立ち上がり、動き出した。
静かだが、まるで嵐のような情熱をもって。
台風一過の青空のような穏やかな日々が、
いつか来る事を信じて。
●助け合う陽性者たち
●陽性者の勇気
●HIVと共に生きる女性達
●秘密の重さから解き放たれること
●HIV陽性者に対する態度と戦おう
●世界中のHIV陽性者が直面しているのは同じ問題
4300万の人口を抱える南アフリカ共和国では、国民の10人の1人がHIVに感染し、毎日多くの人々がエイズで死亡し、またウイルスを他人や自分の子に受け渡している。この国でエイズ禍が広まった背景には、暗い人種差別の歴史、そして「エイズなど存在しない」と頑なに主張するターボ・ムベキ大統領の妄執があった。ムベキはある程度の効果が認められている抗エイズ薬を南アで認可するのを拒み続けているのだ。ズールー族の貧しい家に生まれたンコシもまた、生まれながらにしてHIVに感染していた。幼くして余命いくばくもないと診断された息子に少しでもましな生活をさせたいと願う母は、エイズ患者のホスピス施設を運営していたゲイルにンコシを託す。その日から養母ゲイルとンコシの愛と勇気の日々は始まった。ンコシの学校入学をめぐる騒動、施設の苦しい経済状況、そしてエイズ患者差別撲滅のためのPR活動。チャーミングで健気なンコシは世界中の反エイズ運動のシンボルとなったが、病魔は確実に彼の小さな体を蝕んでいた…。ンコシの魅力にとらわれた一流のジャーナリストが、驚くべき南アのエイズ事情や社会背景も解説しつつ、ンコシの短くも勇気に満ちた生涯を共感豊かに描くノンフィクション。2004-2005年度ロバート・F・ケネディ賞受賞作。
本書は、この二〇年、著者がどうエイズ医療とかかわってきたかを記録したものである。
毎日、健康で過ごせるのは、免疫細胞が病気の原因となる菌やウイルスを撃退しているから。世の中のあらゆる外敵を見分けて幾重にも張り巡らした防衛戦で撃退する免疫システムを知れば知るほど身体の不思議な働きに驚きます。最新の免疫学の成果をもとに、免疫システムの精緻な仕組みを図解します。
HIV感染告知、両親の離婚、国との闘い、死がすぐそこにあった20年…。最後に見つけたものは勇気と希望。
エイズ治療薬を求めて10年。迫真の地下治療ドキュメント。
異性間の性的接触によるエイズ感染が急増しており、日本人の間でも急激な感染拡大が懸念されている。本書は、エイズとの共存が進んでいるアメリカで、「女性とエイズ」をテーマに書かれ、話題になったもの。ともすると、「愛」といす名の下に、おこたりがちなエイズウイルスの感染予防の必要性を、脅威の真実を紹介し、そのノウハウを具体的に解説している。エイズ時代に、カップル必読の一冊である。
この本はエイズという病気についての本ではない。エイズウイルスが本来のハイリスクグループからいかに広範囲に広がったかを示す研究に基づいた本だ。われわれは本書で、個人としても社会としても、目下の爆発的流行という現実に対し比較的安心しているのではなく、予防を最優先事として全力投入しなければいけないこと、その理由と方法とを詳しくかつきわめて実際的に説明する。
異性間エイズ感染者として、宣告から死まで自己の内面と病いの意味をみつめ続けた日本人女性、そして共に生と死のプロセスを歩み、支えた夫の壮絶な記録。