組織も、働き方も、時代も変わった。それでも色あせないのは、変化を求め続けるチェンジ・リーダーだ!世の中、会社、リーダー、個人、スキル、働き方。アクセンチュア出身のコンサルタント3人が教える、変革期のリーダーシップの教科書。
古代ギリシャの哲学者へラクレイトスは、「なべての物は流れ、すべて〈ある〉はなく〈なる〉のみ」という有名な言葉を残した。本書の表題は、存在(ある)から発展(なる)への、つまりは可逆的な力学的世界観から不可逆的な熱学的世界観への転換を意味している。
古典物理学の三大支柱のうち、力学と電磁気学は、ある時刻における条件が与えられればその後の変化が確定的に決まるという意味で〈決定論的〉であり、また時間の向きを逆転してもそのまま成立するという意味で〈可逆的〉である。これに対し、熱力学は古典物理学においてきわめて異質的な存在で、その著しい特徴は不可逆性にある。熱現象に特有のこの不可逆性は可逆的な力学理論からどのようにして導出できるのであろうか。
本書は、非平衡熱力学の開拓者である著者が〈発展の物理学〉における自らの独創的業績の基礎を体系づけ、その哲学的意義を明示したものである。構想力に富む本書は、不可逆性への新しい視点を提供するとともに、物理学的世界観の変革への契機をはらむものとして注目を集めてきた。その後『混沌から秩序へ』を経て、〈複雑性〉の考え方につながる端緒となった著作である。
著者は約20年にわたって「JBA生物資源総合研究所チーム」の一員として、ABS(生物資源へのアクセスと利益配分)問題の解決とその実施に取り組んできた。
本書ではその変遷を1970年代から名古屋議定書に至るまでの体験を事細かに記述したもの。日本国内および世界各国でのABSへの取り組みの様子にとどまらず、世界の未来への提言も含まれている唯一の書。
ITの急激な進歩・普及とグローバリゼーションの流れは社会構造を根底から変えようとしている。ヒト・モノ・カネが国境を越え自由に往来する時代、多様な価値観を受け入れていくことが各自に求められている。社会経済、食生活・文化における多様性とはを探る。
本邦の喘息ガイドラインにおいて,喘息は「気道の慢性炎症を本態とし,臨床症状として変動性を持った気道狭窄(喘鳴,呼吸困難)や咳で特徴付けられる疾患」と定義されている。一方,COPDは「タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することなどにより生ずる肺疾患であり、呼吸機能検査で気流閉塞を示す疾患」と定義される。いずれの疾患も,発症因子や発症年齢,臨床的特徴,炎症病態,併存症の種類,治療反応性などには大きな多様性があり,疾患を単一のものとして捉え,一様な治療管理を行うことには限界があることが指摘される。
近年,多様性をもった疾患をフェノタイプやエンドタイプというサブグループとして捉え,多様性を病態に即して理解し,治療管理を行うという考え方が広がりつつある。喘息では,近年,臨床に登場した分子標的治療薬やサーモプラスティなどの治療選択において,治療が有効と考えられるフェノタイプ・エンドタイプを同定することが必須となっている。さらに,今後も様々な分子標的薬が登場することが予想され,以前にもまして病態の多様性を把握し,治療を最適化する必要性が高まってくると考えられる。また,COPD治療管理においても,好酸球性炎症が存在する病態をどのように取り扱うか,フェノタイプごとにどのような治療薬の選択を行うべきかなど,治療の最適化への模索がなされている。
本特集の目的は,喘息とCOPDに関し,フェノタイプの臨床的特徴や同定方法を明確にし,これらに対する治療のアプローチや臨床結果についての最新の研究成果を基に理解することで,読者の日常臨床にこのような概念を反映していただくことにある。また,好酸球性気道炎症を伴うCOPDや喘息・COPDオーバーラップなど,フェノタイプの同定の不確実性や,新たな試みについて読者が理解し,実臨床における混乱を少しでも解消することを目的とする。
このような本特集の目的のため,喘息やCOPDの診療・研究の第一線にあるエキスパートに執筆をお願いした。また,読者がよりプラクティカルにフェノタイプの分類手法や治療選択を理解できるように,エキスパートによる症例提示とその解説をしていただいた。
本特集は,呼吸器診療に携わるすべての医師が,喘息とCOPD診療において,画一的な治療から個々に最適な治療の実現にステップアップするための新たな視点を得るのに役立つものであると確信する。
四季の風物の美しさと、竜巻・台風・局地的豪雨などの気象災害。定評あるテキストの著者が多種多様な天気の謎に迫る。雑誌『天気』の好評連載を書籍化。
現在の地球には,数百万とも,数千万ともいわれる生物種が存在する.生物がこれほどまでの多様性を持つに至ったのはなぜなのか.本書では,生物多様性の原動力でもある「種分化」がどのような過程で起こるのかを,アフリカの湖に生息するシクリッドでの研究を中心に丁寧に紹介.さらには,アフリカからキューバ,近くの山で著者がこれまでに実施した野外調査の様子を交えながら,生物の不思議さや面白さ,生物研究の醍醐味を大いに語る.生物(学)への愛にあふれた1冊.
高等教育機関における質保証の考え方、取り組み方を、教育・研究上の倫理(学術的誠実性 academic integrity)の視点から解説。示唆に富む著名な元学長へのインタビュー3本も収録。
いまだ謎の多い海の生物多様性ーさんご礁や熱水噴出孔の生物群集から漁業、国内外の政策、環境問題までを包括的に解説する。
本書は第1部と第2部に別れ、第1部は我が国の取組を扱い、第2部は英国、韓国、台湾の取組を扱っている。我が国の限界地や耕作放棄地において、生物多様性の保全や自然再生の取組を行っている地域を対象に、その支援について検討した。
第1部 我が国における限界地農業の支援制度と自然再生
第1章 耕作放棄地再生手法の類型化と地域振興
第2章 蜜源作物の導入による荒廃農地の解消の可能性
第3章 野草地を利用した緑茶の高付加価値販売─世界農業遺産・静岡の茶草場農法を例に─
第4章 寄付金付き土産による阿蘇農業の支援
第5章 消費者による応援消費を通じた生物多様性保全の可能性
第6章 寄付つきグリーン電力販売による農業支援
第7章 NPO等を中核とした協働活動による農業支援
第2部 海外における限界地農業の支援制度と自然再生
第8章 英国イングランドの新しい農業環境政策(ELM事業)に見る自然再生と農業との両立
第9章 英国の新たな農業政策による構造変革─集約化と粗放化の二極化─
第10章 英国の条件不利地域農業の行方─ダートムーアの事例から─
第11章 台湾の自然再生と森林養蜂
第12章 韓国の事例にみる自然再生と農業
豊かな自然と南北文化の交錯が育む文化的多様性。自然環境の多様性は、そこに住む人々に生業、生活様式、儀礼、宗教、世界観など文化的多様性を与えてきた。また、北の日本本土、南の琉球・中国からの文化の交錯・重層地帯でもある。本書は、その最新の調査研究成果を収録する。
歴史において国家はたえず貨幣の統合化をめざし、自らの権力の強化に利用してきた。貨幣もまた国家によりその価値の裏付けを得てきたが、経済の構造変動により多様化が不可避となり、国家権力弱体化につながった。近未来の暗号通貨なども見据えて、長年活動を継続している貨幣史研究会による、国内外前近代を主要対象にした最前線の研究成果を結集。
新たな制度と進化の政治経済学への挑戦。経済学の最先端での議論をふまえ、21世紀資本主義の制度的多様性と時間と空間における重層的調整を体系的に分析する意欲作。
序章 制度と進化の政治経済学……………… 磯谷明徳・植村博恭
第1章 進化経済学における制度の問題………………… 磯谷明徳
第2章 進化的制度分析と成長レジーム分析の統合…… 植村博恭
第3章 市場経済と市民社会……………………………… 山田鋭夫
第4章 失業,労働規律,有効需要…………………………池田 毅
第5章 2部門カレツキ・カルドアモデルと成長レジーム分析…西 洋
第6章 産業連関分析による成長レジームの波及効果推定…………田原慎二
第7章 新興経済における国家・経済ネクサスの多様性… 遠山弘徳
第8章 後発優位説の隠れ構造と中国企業のイノベーション…宋 磊
第9章 資本主義の多様性とレジリエンス……………… 藤田菜々子
第10章 制度と信頼…………………………………………原田裕治
第11章 市場ベース型資本主義の移植……………………内橋賢悟
第12章 気候・健康危機,社会的共通資本および経済成長…………大熊一寛
第13章 家具における自然の価値づけ…………………… 横田宏樹
終章 コロナ危機と社会経済システム……原田裕治・池田 毅・西 洋
なぜ、また、どのように、精神障害者がグローバルな規模で連帯し、世界組織として活動してきたのか。
おかれている状況もそれに対する主張も異なる精神障害者が、どのように出会いどのように連帯し、一つの組織の中で活動してきたのか。
世界精神医療ユーザー、サバイバーネットワーク(World Network of Users and Survivors of Psychiatry: WNUSP)を主な対象として、
その歴史を詳細に追った労作。
文科省作成の「生命の安全教育」教材を補う事例集。性暴力から身を守るために必要な学習と理解を、包括的性教育や国際的なガイダンスの考えを基に、事例別に網羅する。発展的学習のヒントや資料・解説付きで、コピー使用可。
はじめに
【事例集】
デートDV1
デートDV2
SNS における被害1
SNS における被害2
スクールセクハラ1
●コラム「からだの権利」とは?
スクールセクハラ2
JK ビジネス
保護者・監護者による加害1
保護者・監護者による加害2
レイプ1
レイプ2
痴漢
性的いじめ
●コラム「旭川いじめ事件」
被害を打ち明けられたら
信じてもらえない性被害
SOGI ハラスメント1
◆解説 性の多様性を考えるということ
SOGI ハラスメント2
●コラム「性の権利宣言」
考えてみよう世界の法律
考えてみよう性交同意年齢
●コラム「教育の基本の『き』」
◆解説 「紛争・戦争と性暴力」
◆被害にあったら 相談先など
おわりに
肥満の増加が社会問題となっているアメリカ。「肥満=悪」という反肥満イデオロギーが叫ばれるが、一体「太っている」とは誰のことを指し、それが意味するものは何なのか。気鋭の文化人類学者が肥満をめぐる問題から人間の多様なあり方を考える意欲的な著作。
「選べない」唯一の国、日本。別姓が可能または原則の各国はどう定めている? 家族の絆は? 制度の必要性と課題を現実的・体系的に考えるための必読書。夫婦同姓が法律で強制されているのは今や日本のみ。本書では、夫婦別姓も可能な英国・米国・ドイツ、通称も合法化したフランス、別姓が原則の中国・韓国・ベルギーで実体験を持つ筆者達が各国の歴史や法律から姓と婚姻、家族の実情を考察し「選べる」社会のヒントを探る。そして、一向に法案審議を進めない立法、合憲判断を繰り返す司法、世界を舞台とする経済界の視点を交えて、具体的な実現のために何が必要なのかを率直に議論する。多様性を認める社会の第一歩として、より良き選択的夫婦別姓制度を設計するための必読書。
赤いスカートで現れる有名人、ほとんど話したことない元同級生、情けないおじさん、黒板に予言を書く隣の席の人。多様性をテーマに『なんでもない人』を描く4つの物語。